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「学校で半袖Tシャツを禁じるのはガンコだ」最大野党リーダー

2012年11月30日 | 国内
11月29日 最大野党CHP(共和人民党)のケマル・クルチュダルオール党首が、学校の制服廃止の政府の決定を酷評しました。(昨日のこの頁参照)

 Hurriyet

ブルサ訪問中のクルチュダルオール党首は、「学校の制服がなくなったら、子供たちの家庭の経済的格差がもっと強調されることになるだろう」と言い、子供たちの心理にかかわる問題だと主張しました。
「シンプルな制服は生徒間の経済的格差をなくし、生徒たちに学校ではみな平等だと感じさせます。政治家は子供で政治プレイをしてはいけない。子供たちがかわいそうです。
学校で半袖Tシャツを禁じることになったら、それはガンコというものです」とクルチュダルオール党首。

・・・でも、新しい服装規則で禁じられるのは半袖じゃなくて、ノースリーブでしょ。まさか半袖Tシャツを禁じるなんて、政府も言わないと思うわ。大丈夫よ、クルチュダルオールさん。

学校の服装規則の改正は11月27日の公報にも掲載され、次学期から実施されます。


海外に流出した「オルフェウスのモザイク」がトルコに返還される

エルトゥルル・ギュナイ文化観光相が、「オルフェウスのモザイク」が大晦日に、アメリカの「ダラス美術館」からトルコに返還されると発表し、トルコの考古学者たちは希望に胸を膨らませています。

 Hurriyet

ギュナイ文化相は以前から、「もともとトルコで発見され、外国に持ち去られた、ある歴史的美術品を取り戻す」とほのめかしていました。
トルコの考古学者たちは、それは、1950年、シャンルウルファ県から密輸出された「オルフェウスのモザイク」だろうと噂していたのです。

文化観光省の代表が、受け取りのために、シカゴに発ち、12月5日に「オルフェウスのモザイク」を持って帰ってくるという話です。
ダラス美術館のジル・バーンシュタイン館長は、来月、この問題について正式に発表すると言っています。

「オルフェウスのモザイク」(AD194年)は、エデッサの最古のモザイクとして知られています。エデッサは現シャンルウルファのヘレニズム時代の名です。
このモザイクは1950年、J.B.シーガルに発見された後、密輸業者によって海外に流出しました。

トルコの「アクテュエル・アルケオロジ(現代考古学)」誌は、今年初めに、「オルフェウスのモザイク」の返還を求めるキャンペーンを始めていました。

・・・ほんとに帰ってきたら嬉しいですね。どこの博物館に展示されるでしょうか。


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