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「FETOの容疑者の送還には確かな証拠が必要」EU

2017年12月01日 | 国際
12月2日 EU諸国から、フェトフラー・テロリスト組織(FETO)容疑者の送還を望むなら、トルコは“状況証拠ではなく、実質的な証拠”を提出するべきだと、EUの対テロ担当ジル・ド・ケルシェ委員が言いました。

 Hurriyet

ケルシェ委員は、「トルコ=EU対テロ対話会談」のために、11月28日、アンカラに来ました。彼は国家情報局(MIT)のハカン・フィデン局長と大統領府のイブラヒム・カルン報道官とも会談しました。トルコ政府は、送還要請に対して、とくにFETO容疑者に対して、EU諸国から明確な回答がないことを不服としてきました。 

現時点では、EUは、FETOを公式にテロリスト組織に指定する見解は持っていないと、ケルシェ委員は言いました。「従って、トルコは基本的にEU諸国に対して、標的である人物をテロ容疑者として送還を要求することはできない」ということです。送還申請は、2016年7月のクーデターの夜の殺人のような犯罪の告発に基づいたものでなければならないと、彼は言いました。「テロリスト犯罪ではなく、トルコの犯罪法による犯罪に基づいていなければならない」

「EUでは、FETOに対してテロ組織というラベルが貼られていないのだから、テロリストだから有罪とはできない」とケルシェ委員は言いました。


死んだモンク・アザラシがアンタリヤの博物館に展示された

生後2か月の地中海モンク・アザラシが、アクデニス大学の水産養殖学部の博物館に展示されることになったと、ドーアンニュースが報じました。アザラシは11月24日、アンタリヤの浜に、死んで打ち上げられていたそうです。

 Hurriyet

トルコ海事研究財団(TUDAN)は、死んだアザラシの検死を行い、アザラシの顔に漁網の跡を見つけました。海の動物の生命を守る研究を行っている同財団は、肺炎と寄生虫も調べました。アザラシは体長1メートル、体重25キロ。

アクデニス大学の水産養殖学部のメフメト・ギョクオール教授は、赤ちゃんアザラシはおそらく、食物を見つけに行った母親に洞に置き去りにされて死んだのだろうと言いました。「おそらく母親が洞を去り、洞に水が溢れ、おなかがすいた赤ちゃんは、洞を出たのでしょう。赤ちゃんはとても弱々しかった。アザラシは陸に上がろうとし、漁網に捕らえられて死んだのだと思います。顔に傷跡があるが,漁網から出ようとして奮闘したのでしょう」

地中海モンク・アザラシは今日、トルコ、ギリシャ、モーリタニア、ポルトガルの沿岸に生存しています。トルコ・ベースの水中研究学会 ー 地中海アザラシ研究グループによると、生存数はおよそ700頭だそうです。トルコ海岸沿いには、およそ100頭のモンク・アザラシがいると推測されます。


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