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トルコ政府はISILの“イスラムのカリフ”宣言を無視

2014年06月30日 | 国際
6月30日 ISIL(イラクとシリアのイスラム国)が、“イスラムのカリフ統治領”を宣言したことは、日本のメディアでも伝えられましたが、トルコ外務省は、ISILはテロリスト集団であり、トルコ政府はテロリスト組織が言っていることには耳を貸さないと言いました。

 Hurriyet
 
寫眞は6月11日のジハーディストのツイッター記事から


イラク軍はサダム・フセインの故郷ティクリットを奪還しようと戦っていますが、ISILは6月29日、制圧した領土に“イスラムのカリフ統治領”を設立したと宣言しました。ISILは、オスマン帝国の下でつづいたイスラム政府の制度であるカリフ制を再建したと宣言し、組織の名を“イスラム国”と改めたと言いました。

トルコのアフメト・ダウトオール外相は、イラク国会が新しい政府樹立のために召集される前日の6月30日、イラクのヌジェフィ国会議長と電話で話し合いました。

・・・カリフだの、イスラム国設立宣言だの、なに言ってるんでしょうね。世界中が無視するにきまってるのに・・・


「異性愛の考えかたは変わった」とトランスジェンダーの女王

 ゲイ、レズ、トランスジェンダーの人たちの祭典「プライド・ウイーク」の行事として、先週、「第5回トランスジェンダー美人コンテスト」が行われましたが、女王になったヤンク・バイラムオールさんは、「トルコでも世界でも、異性愛の概念は終わった」と言いました。

 Hurriyet
 
女王になったバイラムオールさん、確かにきれいですね。


「あなたが体験している気持ちは病気ではありません。その気持ちは払いのけられるものではありません。私はとても強い女です。男たちが私を欲しがるから、私は自分をあきらめません。何千回も嫌がらせにあっても、私は私です」とバイラムオールさんはHurriyet 紙のインタビューで言いました。

ダンサーで、レスビアンで、ゲイで、バイセクシュアルで、トランスジェンダーの活動家であるバイラムオールさんは、20歳と21歳のとき、手術を受け、いま23歳、友人の勧めで初めて美人コンテストに出場しました。彼女は11月にタイで行われる国際コンテストに、トルコ代表として出場するでしょう。

 Hurriyet
 
「プライド・ウイーク」にイスタンブルで行われたゲイのパレード。このカラフルな旗が活動のシンボルです。


「多くの人が考えているのと反対に、トルコはトランスジェンダーに関して、とてもオープンです」と、バイラムオールさんは言いました。「でも、社会的な姿勢は昔と変わらない」

「みんな秘密の扉の中なのです。芸能界から国会まで、有名人や、地位のある人たち、妻帯者たちが、トランスジェンダーのガールフレンドを持っているのを、私は知っています」とバイラムオールさん。「なのに、ゲイやトランスジェンダーは、公の場では、街でも、ソシアルメディアでも、いつも侮辱を受けています」

先週、トランスジェンダーの行進で始まった第12回「プライド・ウイーク」は、6月29日、カラフルな「プライド行進」で終わりました。


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