トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

「空港テロ関連の容疑者がシリア国境近くに隠れているかも」メデイア

2016年07月08日 | 国内
7月9日 トルコ当局は、6月28日の空港テロ攻撃に関与したと思われるイスラム国(IS)の戦闘員2人が、シリア国境近くに隠れていると見て探していると、トルコの日刊紙イエニ・シャファクが報じました。

 Hurriyet
犠牲者の写真に花が手向けられた、イスタンブル空港国際線出発ターミナルで、祈りを捧げるエルドアン大統領(中央)


2人は北コーカサスのムスリムが多い地域ダゲスタン県から来たと思われます。「治安・情報当局は、シリアに逃げ込んだかもしれないテロリストたちを捕らえるために、トップレベルの対策をとっている」と,同紙は報じています。「ISの他のメンバーたちは南東部のキリス県とガジアンテプ県に隠れている。また、コーカサスから来た戦闘員たちは、偽造IDカードを使い、ISのアジトから支援を受けていた」

政府関係者によると、自爆テロ犯の3人は、ロシアとウズベクとキルギスの国籍だったそうです。エルドアン大統領も、空港攻撃の後ろには、ロシアのIS戦闘員がいると言っています。イエニ・シャファク紙によると、2人の容疑者は南部ハタイ県ヤイラダー地方の森林に隠れていると思われ、外見を変え、シリアの反体制グループに参加するかもしれないということです。

ロシア政府は、7月6日、ロシアが、トルコとヨーロッパに隠れているテロリストに関して通報したのに、トルコとヨーロッパの治安当局がそれを無視したため、事件が起こったと言いました。「ロシアは何年も前から、トルコとヨーロッパに、テロに関与している人物たちが、トルコとヨーロッパ諸国にシェルターをつくっていると情報を送ってきた」と、クレムリンのドミトリー・ペスコフ広報官は記者団に語りました。

ロシア政府は、多くのロシア市民と、元ソ連邦諸国の市民たちが、トルコを通ってシリアに行き、ISに参加していると言っています。


トルコ南部で爆弾をつくっていたシリア人2人が爆発で死亡

7月6日、南西部ハタイ県レイハンル地区で、爆発物を手づくりしていた2人のシリア人が、爆発で死亡しました。トルコ治安当局は、彼らがテロ組織と関係があったかどうかを調査中です。

 Hurriyet

「午後4時半頃、レイハンル地区のカナトゥルのアパートで爆発が起こりました。爆発物をつくっていた2人のシリア人は負傷し、病院に運ばれましたが、その後、死亡しました」と、ハタイ当局が発表しました。爆発はレイハンル地区の中心シェヒト・セダト・ピシェン通りの3階建てのアパートの2階で起こりました。

ウシャム・イサとラフミ・バダドと認定された2人のシリア人は、爆発で脚を切断されていました。アパートには他に、女が1人いましたが、キチンにいて無事でした。彼女は事件について、聴取を受けています。警察はアパート内を調べ、ピストル1丁、サイレンサー1丁を押収しました。「調査が進めが、情報が出てくるでしょう」と県当局は言っています。


トルコはシリア国境で1400人を拘束した

7月7日、トルコ当局が、シリアからトルコに入ろうとした1410人を拘束したと、トルコ軍が発表しました。

 Hurriyet

トルコ参謀本部は公式サイトで、トルコからシリアに入ろうとした6人も拘束したと発表しました。車1台、携帯電話11個、バッテリー・チャージャー2個、IDカード10枚、3050ドルと95,500シリアリラが押収されたということです。また、軍によると、ギリシャからトルコに不法に入国しようとした3人も拘束されました。


「ときどきダイアリー」ヘ


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「トルコはISとPKKと同... | トップ | 「トルコは長いことISと戦... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

国内」カテゴリの最新記事