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ISISによるパイロットの殺害をトルコは強く非難

2015年02月04日 | 国際
2月5日 イスラム国(ISIS)によって焼殺されたと思われるヨルダンのパイロットの死を、トルコは強く非難し、ヨルダンおよび国際社会とともに、テロとの戦いを全面支持していくと誓いました。

 Hurriyet
 
檻の中のパイロットが炎に包まれる凄惨なビデオが、2月3日、ネット上に流された。


「モアズ・カサスベ中尉が、テロリスト組織DAESH(ISISのアラブ語名)に惨殺されたことを大きな悲しみをもって聞いた」と、2月4日、トルコ外相は声明を発しました。「トルコ政府はこの重罪を激しく非難する。パイロットの死はいかなる人道的価値観とも相容れない」

檻の中にいる26歳のF16機パイロットが炎に包まれる悲惨なビデオが、2月3日、ネット上に流されました。カサスベさんは北シリアで彼のジェット機が墜落した12月に捉えられました。彼は有志連合の空爆に参加していました。

ISISがサジダ・リシャウイ死刑囚の解放と引き替えに、日本のジャーナリスト後藤健二さんを解放すると提示する以前、パイロットは1月3日に殺されていたのだろうと、ヨルダンの国営テレビは推測しています。リシャウイ死刑囚はイラクのアルカイーダの戦闘員で、自爆テロを試みた罪で、2005年以来、収監されていました。


トルコ・トラキアの住民が洪水被害でブルガリアを訴える

トルコ北西部エディルネ県の住民は、隣国ブルガリアのせいで起こる洪水に関して、ブルガリアを訴えることを考えています。ヴェイセル・エルオール森林・水道相は住民たちを支持すると言いました。
 Hurriyet

ブルガリアと国境を接するトラキア地方のエディルネ県は、いま、トゥンジャ川とメリチ川の洪水被害を受けています。バルカンを襲った大雨が、この地方の川の水位を急激に上昇させたためです。

エディルネの洪水は、ブルガリアの急な雪解けと、ブルガリア政府が洪水の際の余裕を考えずにつくったダムが原因だと、エルオール水道相は言っています。「ブルガリアはダムをいくつかつくった。だが、まずいことに、彼らは洪水の際の余裕を持たせることを考えなかった」

大半が水没した2つの村の住民は避難を余儀なくされています。「くり返される洪水にうんざりしているエディルネの住民は、ブルガリアを訴えることを考えているが、私もそれが有効かもしれないと思う」と、エルオール水道相は言いました。「トルコ当局はブルガリア当局に、この問題で警告をしてきたが、住民たちは辛抱の限界を超えている」


トルコでは57,000人の子供が週40時間働いている

バフチェシェヒル大学の経済・社会研究センター(BETAM)の新たな調査によると、トルコでは約5万7000人の子供が、週に40時間以上働いています。1月3日に発表された「2012年児童労働力調査」によると、29万2000人の子供が労働力になっていて、その75%がなんの報酬も受けず、家の仕事をしているそうです。

 Hurriyet

調査によると、子供労働者の約半分は、1日平均1時間働いています。しかし、4万7000人の子供は、非常に安い賃金で、週に40時間以上働いています。「これらの子供たちが通学をつづけるのは困難であり、質の悪い教育しか受けられない」と報告書は訴え、子供の労働の悪影響に関して、政策立案者や研究者に警告しています。

「1922年に国際労働機構と調印した協定に従って、トルコは子供労働者の数を徐々に減らす対策を立て、この問題に終止符を打つ必要がある」と報告書は言っています。

子供労働者の数は、2006年から2012年までに、2万8000人減少しています。しかし、これはトルコの出生率が減少したためで、6歳~14歳の子供労働者の、全人口に対する率は2.6%と、変わっていません。


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