4月29日 偉大なオスマンのスルタン・スレイマン壮麗王の肖像画など、ムスリム世界の最高美術作品のいくつかが、来週、英国の有名なオークション・ハウス「サザビー」で競りにかけられます。

「イスラム世界の美術」と題されたコレクションは311点、5月1日に催されるオークションで新しい所有者を得るでしょう。スレイマン壮麗王の肖像画は、おそらくオスマン宮廷を訪れたヴェネツィアの外交官が発注し、有名なイタリアの画家ジェンティーレ・ベッリーニの後継者の1人が描いたと思われ、25万ポンドから35万ポンド(32万3000ドル~45万2000ドル)の価値があります。
サザビーズ・オークション・ハウスの、中東とイスラムの専門家アレクサンドラ・ロイ氏は、スレイマン壮麗王の肖像画とイズニクの陶器は同時期に制作されたもので、イズニクの陶器はスレイマンの治世が黄金時代だったと言いました。ロイ氏は、オークションに出されるコレクションは9世紀から19世紀のもので、ヨーロッパと中東のコレクターが所有していたと、アナドル通信に語りました。
オークションには、オスマン時代のライフル銃や刀剣、スルタン・セリム3世の戴冠式やスルタン・ムラト3世の軍団を描いた絵画、宝石や宝飾品なども出品されます。オークションは5月1日、インタネットでもオープンされます。
サザビーズ・オークション・ハウスの、中東とイスラムの専門家アレクサンドラ・ロイ氏は、スレイマン壮麗王の肖像画とイズニクの陶器は同時期に制作されたもので、イズニクの陶器はスレイマンの治世が黄金時代だったと言いました。ロイ氏は、オークションに出されるコレクションは9世紀から19世紀のもので、ヨーロッパと中東のコレクターが所有していたと、アナドル通信に語りました。
オークションには、オスマン時代のライフル銃や刀剣、スルタン・セリム3世の戴冠式やスルタン・ムラト3世の軍団を描いた絵画、宝石や宝飾品なども出品されます。オークションは5月1日、インタネットでもオープンされます。
エディルネを彩るレバー・フェスティバル
「第9回国際エディルネ楽団とレバー・フェスティバル」が催されました。4月26日~28日に催された3日間の祭は、ブラスバンド音楽と、エディルネ名物のレバーのフライで盛り上がりました。

祭の開会式には、エディルネのエクレム・ジャナルプ知事、レジェップ・ギュルカン市長ほか政治家やビジネスマン、楽団員たちが参加し、エディルネ市庁舎からアタテュルク記念碑まで行進しました。マーチング・バンドには、カナダ、ルーマニア、ハンガリー、モルドヴァ、ブルガリアなどから来たバンドも参加しました。
アタテュルク記念碑前には、要人たちが並び、トルコ国歌「独立行進曲」が演奏されました。記念碑に花を捧げた後、行列はサラチラル通りを進みました。ジャナルプ知事は通りの群衆に挨拶し、このようなフェスティバルはエディルネの観光推進に大いに貢献するだろうと言いました。
エディルネには毎年、550万人のツーリストが訪れています。「だが、この数をもっと増やしたい」と知事は言いました。知事や市長はエディルネを訪れるツーリストを1000万まで増やしたいそうです。
エディルネはかつて、オスマン帝国の首都でした。エディルネには何百年の歴史を持つ名物料理フライド・レバー(ジーエル・タワ)があります。エディルネ当局はこのフライド・レバーによって、エディルネを美食ツーリズムの目的地にしたいと考えています。「いま、美食ツーリズムが人気ですが、将来、自然と文化と海のツーリズムに加えて、美食ツーリズムを前面に押し出したい」と、当局は言っています。
フェスティバルでは、フライド・レバーが屋台で売られました。エディルネのレバー料理は、近くのトラキア平原で育った子羊が使われています。レバーは薄切りにし、小麦粉、塩、コショウをまぶして軽く揚げます。レバーは数種の付け合せの中央に盛りつけます。付け合せは、パセリと、スマックという、酸味のある、赤黒いスパイスを混ぜた生まの玉ネギ、ピーマン、トマトなど。
レバーはビタミンとミネラルが豊富で、B12,ビタミンA、リボフラビン、銅、葉酸、鉄、コリンを含んでいます。
・・・エディルネのフライド・レバー、おいしいです。イスタンブルにもエディルネのレバーを看板にしたお店があります。
