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禁漁期が終わって漁師たちが海に出はじめた

2023年09月02日 | 国内
9月3日 8月31日の深夜、禁漁期が終わり、多くの漁師たちは準備していた漁網を海に投げようとしています。

 Hurriyet

エルドアン大統領とイブラヒム・ユマクル農林相は、イスタンブルのベイコズで行われる漁期オープンのイベントに出席する予定です。4月15日に禁漁期が始まってから、漁師たちは船を岸辺につなぎ、来シーズンのための準備をしてきましたが、漁網の修理も、船のメンテナンスももう終わりました。

8月31日、漁師たちは漁網を船に積みはじめました。魚卵を守り、漁場を枯渇させないために、毎年、4月15日から9月1日まで、漁が禁じられます。「シノップ漁業協同組合」の組合長ナムク・ウンリュさんは、今年は黒海の最大の収入源が気候変動の影響を受けるかもしれないと言っています。

昨年までたくさん獲れていたカツオが今年は少なそうだとウンリュさんは心配していますが、その代わり、今年はコイワシとマグロが獲れそうだとも言いました。「9月になったというのに、気象危機と地球温暖化のために、黒海の水温は季節平均を超えていて、魚が沿岸に来なくなっています」と彼は言いました。

「海水温度が15度か17度に下がれば、海に魚が増えます。現在、海水が高温なため、魚は40~50マイル沖合にいると思われます。魚が海に近づいてくるためには海水温が現状の半分まで下がる必要があります。魚が岸に近づいてくれば、豊漁になるのですが」とウンリュさんは話しました。


トルコから盗まれたマルクス・アウレリウス像をアメリカ当局が押収

ニューヨーク当局が、トルコから盗まれた古遺物品を調査し、ローマ皇帝で哲学者のマルクス・アウレリウスと思われる、頭部のないブロンズ像をクリーヴランド美術館から押収するよう命じました。

 Hurriyet

8月14日に出された、像の押収を命じる令状には、マンハッタンの裁判官の署名があります。同美術館は1986年にこの像を入手し、この像は古代ローマ美術コレクションの目玉になっていました。

マンハッタンの弁護士アルヴィン・ブラッグ氏によると、この像はトルコ南東部ブボンで盗まれ、密輸ネットワークによってマンハッタンに送られたことを令状は確認しています。当局の調査の詳細は発表されていません。

AD180年から200年のものと思われる、高さ1.9メートルの像は、同地区の法律事務所によると、2000万ドルの価値があるということです。

クリーヴランドのプレーン・ディーラー誌によると、像は2か月前に展示されなくなり、美術館はウエブサイトのこの像についての説明文を変更し、「マルクス・アウレリウスの像」ではなく「ドレープのある男子像」にしました。

クリーヴランド美術館のコレクションのリストに、この像が発表された2012年に、トルコは初めて、像はブボンから盗まれたものだと主張しました。美術館当局は、そのときは、トルコはしっかりした盗難の証拠を示していないと言いました。

この件については、長い論争がつづいたと、トルコ文化観光 省のゼイネップ・ボズ氏は言いました。「長いこと待ちましたが、希望が見えてきました」

美術館のスポークスマンのトッド・メセック氏は、「当館は像の出所の問題に真剣に対処し、コレクション内の物品を注意深く、責任をもって調査します」と言いました。

マルクス・アウリウスはAD161年から180年までローマ皇帝の座にあり、またストア哲学者でもありました。


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