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イスラム協力機構がギュレン組織をテロ集団と認定

2016年10月20日 | 国際
10月20日 イスラム協力機構(OIC)が、10月19日、アメリカ在住のフェトフラー・ギュレンの運動(FETO)をテロ組織と認定したと、トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外相が言いました。FETOはトルコの7月15日のクーデターを主導したと考えられています。

Hurriyet
タシュケントで行われたイスラム協力機構(OIC)の会議


「イスラム協力機構がわが国の事情を理解し、FETOをテロ集団と宣言して、わが国との団結を示してくれたことに感謝している」と、チャヴシュオール外相はツイッターに投稿し、OICの宣言は大きな事件と言えると書いています。

OICは10月18日、ウズベキスタンの首都タシュケントでの会議で、共同宣言を発し、あらゆるテロを非難しました。OICはまた、会議の後、テロとの戦いでトルコとの団結を表明すると宣言しました。先週には、湾岸協力委員会(GCC)の外相たちが、FETOをテロ集団と指定し、FETOに対するトルコ政府の取締りを支持すると主張しました。

1969年に結成されたOICは、現在メンバー57か国、国連に次ぐ世界第2の国際政府組織であり、ムスリム世界の総合的な声と自認しています。トルコは1969年以来、メンバーであり、今年は組織の会長役を務めています。


アンカラでテロ攻撃を計画していたIS戦闘員が手入れ中に死亡

10月19日、トルコ警察はアンカラで自爆テロを計画していたと思われるIS戦闘員を射殺しました。男はアンカラ近郊のエリヤマン地区のアパートの9階で警察の急襲を受け、投降を促されたが、警告を無視して発砲したため、殺害されたと、アンカラのエルジャン・トパジャ知事が言いました。

 Hurriyet

トパジャ知事によると、男はアンカラで自爆テロを計画していたと思われます。警察が現場で、棒状のダイナマイトとアンモニウム硝酸塩など爆発物の材料を発見したと、知事は言っています。「ターゲットはまちがいなく群衆の集まりだ」とトパジャ知事はアナドル通信に語りました。「ターゲットはアタテュルクの霊廟だったかもしれないし、古い国会の建物だったかもしれない。具体的なことはまだ言えない」

容疑者は、10月29日のトルコ共和国建国記念日か、11月10日のムスタファ・ケマル・アタテュルクの命日を記念する式典をねらっていたのかもしれないと、知事はアナドル通信に語りました。ディヤルバクル出身のアフメト・バルク(24)と認定された容疑者は、警察が投降を促すと、発砲してきたそうです。

彼はアタテュルク霊廟周辺で怪しい行動をしていたのを、3回、目撃され、警察に尾行されていました。シュレイマン・ソイル内相は、この男は、式典が行われる予定のアタテュルクの霊廟や国会の建物を偵察していたと、記者団に語りました。IS戦闘員を対象にした手入れは今後もつづくと、知事は言っています。


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