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「作戦が終れば、難民35万人がアフリンに帰る」首相

2018年02月26日 | 国際
2月26日 作戦が終れば、トルコに住むシリア難民の中の35万人がアフリンに帰ると、2月25日、ユルドゥルム首相が言いました。

 Hurriyet

「オリーブの枝作戦」はトルコが自国の領土を守るためだけでなく、地域の不安定な状態の解消にも大きく貢献していると、ユルドゥルム首相が北西部コジャエリ県で語りました。YPG(クルド人民防衛隊)の戦闘員がアフリンからいなくなったら、シリア人難民たちは故国へ帰ることができると、ユルドゥルム首相は保証しました。

トルコが受け入れている難民の中に、アフリン出身者は35万人います。「昨年行われた“ユーフラテスの盾作戦”によって、2000平方キロの地域から、イスラム国(IS),PYD(シリア・クルド民主連合党)、YPG,PKK(クルど労働者党)のテロリスト組織が一掃された。故国を去らざるを得なかったシリア人たちが、いま、故郷に帰れるようになった。今日までに、14万人がこの地域に帰っている」と、ユルドゥルム首相は言いました。


「性的犯罪者に減刑はない」家族・社会政策相

政府が目下準備中の児童・女性に対する性的虐待と暴力のケースでは、善行などによる減刑は適用されないことにしたいと、ファトゥマ・ベテュル・サヤン・カヤ家族・社会政策相が言いました。

 Hurriyet

「私は母親として、減刑はなしにしたい」とサヤン・カヤ家族相は、25日、CNNトルコのインタビューで語りました。「私たちは減刑をなくすために、いま法の修正を研究中です」

「イギリスでは12歳以下の子供を虐待した者は、重い刑を科されます。9歳以下としている国もあります。わが国も同様な法律を検討しています」と家族相は言いました。トルコの刑法の規定では、容疑者の過去、社会的関係、容疑者の将来への処罰の影響、犯罪後と裁判中の容疑者の態度などを考慮して、刑を軽減する権限が裁判官に与えられています。

性的犯罪者に対する死刑は議案になっていないと、サヤン・カヤ家族相は言い、子供の性的虐待に対する法規には、ホルモン治療も含まれるだろうと言いました。「私たちが検討しているのは去勢ではなく、カストレーション(精巣の機能を抑制するための薬物の使用)です。つまり、テストロン・ホルモン(男性ホルモンの一種)の抑制です」

2月10日、アダナ県で4歳の子供が性的虐待を受ける事件があり、にわかに児童虐待への議論が湧き起こっていますが、家族相の発言はこれを受けたものでした。現政権・公正発展党(AKP)も世論に応えて、この問題を議会の議題にし、閣僚も性的犯罪者に対するより厳しい刑罰を規定する法の改正を求めています。6人の閣僚からなる委員会もつくられ、性的犯罪者に対するより厳しい処刑が求められています。



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