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D首相がAKPの政治的堕落の是正を促し、別れを告げた

2016年05月23日 | 国内
5月22日 アフメト・ダウトオール首相は、公正発展党(AKP)の臨時総会での別れのスピーチの中で、AKPに政治的堕落の是正を促し、「辞職したくはなかったが、党の結束のために辞職する」と、くり返しました。

 Hurriyet
AKP議長と首相の座に別れを告げるダウトオール首相とサレ夫人


「今日、わが党は新たな十字路に立っています。この臨時総会を開くのは、私が望んでいたことではありません。皆さんが疑問を意識していることもわかっています」と、ダウトオール首相は5月22日、感情のこもったスピーチで言いました。「私は自分の地位に別れを告げますが・・・私たちは私たちの主要な原因を放り出すわけではありません」

ダウトオール首相は、自分が身を引く唯一の動機は、AKPの結束への懸念だと言いました。「私がこの総会を開き、リーダーシップを譲ろうと決めたのは、そうしなければAKPの活動が乱れるという懸念からです。AKPとその活動以上に重要なものはありません」

取り替えのきかない人はいないが、AKPの活動には取り替えられない価値があると、ダウトオール首相は言い、AKPはあるグループまたは階層の政党であったことはないと力説しました。AKPには6つのかけがえのない価値があると、彼は言いました。「人間の尊厳を守ること;人々の意識に従うこと;知恵を共有すること;公正であること;国民の意志の6つ」

自由と民主主義を奉じる憲法は、新しい時代の、最も重要な、優先すべきもののひとつだと、彼は言い、大統領制については触れるのを避けました。ダウトオール首相はまた、AKPの仲間たちに、先の選挙で投票してくれた2400万の有権者を裏切ることのないよう勧告しました。「私は一時的な美徳を求めるより恒久的な美徳を求めたい」


トルコの新首相はふたたび大統領制の適用を誓った

ビナル・ユルドゥルム新首相は、臨時総会でダウトオール首相からリーダーシップを正式に譲渡された後、エルドアン大統領の要請に沿って、大統領制の適用を新憲法の中に入れるための努力をすると誓いました。

 Hurriyet

「今日、私たちがなすべき最も重要なことは、この実情を適正な状態に変え、混乱を終わらせることです。そのためには新しい憲法と、それによって定められる大統領制が必要です」と、ユルドゥルム新首相は、5月22日の総会で、公正発展党(AKP)への声明で言いました。ユルドゥルム氏はダウトオール首相に替わる唯一の候補者でした。

ダウトオール首相は今月、辞職を宣言していました。5月22日のAKPの総会の閉会後、ダウトオール氏がエルドアン大統領に辞職を提示した後、ユルドゥルム氏に新政府を結成する権限が与えられる予定になっていました。内閣改造については、中央意思決定機関(MKYK)の50席に、ユルドゥルム新首相のリストでは26人の新顔が挙がっているそうです。

臨時総会は新議長としてユルドゥルム氏を紹介するために開かれましたが、政権政党AKPの実際のリーダーは疑う余地なくレジェプ・タイイプ・エルドアンであることを承認するために計画されたもので、会場のアンカラのアレーナ・ホールがそれを象徴していました。会場にはエルドアン大統領の大きなポスターがいっぱいで、ビデオが首相と大統領時代のエルドアンの足跡を流していました。

総会の議長に選ばれたベキル・ボズダー法相は、総会の開会で、これを明らかにしました。「わが国民が“AKPはタイイップの党だ”と言いつづける限り、タイイップの党でありつづけるでしょう。AKPは大統領は別物である、あるいは大統領はAKPと同じではないことなど、考えられません。AKPのリーダーは、われらが大統領レジェプ・タイイプ・エルドアンただ1人です」と法相は言いました。

首相になったユルドゥルム氏はまず、エルドアン大統領に挨拶しました。たとえば、PKKに対する作戦も、新首相は大統領同様、PKKの攻撃が終わるまでつづけると言っています。


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