暦も最後の月、師走は仏事のため僧侶が忙しいことから12月をこう呼んだ。
他に「氷月」「梅初月」「限月」「除月」などとも呼ばれる。
一年を払い、新しい年を迎える意味で名づけられた「除月」の「除」は
梯子や階段をあらわす文字であったという。
それは神が天を昇り降りする梯子とも考えられた。
新しい年に門松を立て、神を迎えるそのときにのために一年の邪気を祓い清める。
古いものを取り除くことから12月の異称となった。
旧年から新年への梯子は、良き年となることを願う人々がその年ごとに架けてきた希望でもあった。
冬は「冷ゆ」から由来する。動植物の世界は万物が活動の眠りに入る。
西洋の暦で12月のクリスマスに新年としたのは、花のない季節のさびしさを花としたためであったという説もある。
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