日々遊行

天と地の間のどこかで美と感じたもの、記憶に残したいものを書いています

路地に落ちる影

2011-09-12 | 日常

Natunokage
ふり向けば夏の影。

戻ってきた暑さが来ようとする秋をさえぎる。

路地に吹く風は、まだ始まらない祭りの合図のように郷愁へさそう。

ソテツを愛した田中一村も奄美でこんな影を見ただろうか。

影は動く。

しかし立ち止まったまま思考は影の中へ。