Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

公立キンダーガーデン、オンライン授業の感想

2020-09-16 00:42:17 | 育児: 5歳〜
【5歳8ヶ月】
息子のアメリカでの公立 Kindergarten が始まって早3週間。
これまでの感想をまとめてみようと思う。

(宿題のカレンダー作成)

◆クラスサイズ:
こども22人に、先生が2人(時々3人)

◆授業時間:
毎日、9:00 〜 10:45までがライブのオンライン授業。
毎日宿題が出るので息子は、
いつもお昼12:00頃まで机に座っている。

◆授業内容:
アルファベットを1日1文字ずつ習っている。
数字を1日ひとつずつ。とにかく書く練習。
絵本の読み聞かせ、
音楽に合わせて体を動かしたり、
Star of the Day として毎日クラスの誰かにスポットライトがあたり、
その子の名前やその子にまつわることを絵に描く。

息子の場合、日本語とセルビア語で育っており、
これまで英語に触れてこなかったので、
アルファベットからひとつずつ丁寧にやってくれるのはありがたい。

音楽と体育の授業は週に1回、それぞれ30分ずつ。
音楽はベテランおじいちゃんの先生で、
テクノロジーには疎いかなと思われたけど、
実際はYoutube チャンネルまで持っていてとてもクリエイティブな方。
体育は音楽をかけてダンスとか、体を動かすゲームが多い。
アートは担任の先生が教えていて今のところクラフト工作など

サイエンスは今日初めてあったけれど、
鳥の観察をしましょうとか、
サイエンティストの心構えみたいなことをやっていた。

◆宿題の提出方法:
Seesawというプラットフォームを使っている。
パソコンのウェブカムで、
こども達が自分で宿題を写真やビデオに撮って提出する。
何をビデオに撮るかというと、
例えば、家族の絵を描いて家族メンバーの紹介をしてください、とか。
ただでさえ英語はまだ自信持って話せない息子、
話す内容を決めて、覚えて、ウェブカムの前で録画、なんてハードルが高い。
Seesawのいいところは、他の子が提出したものも閲覧できること。
ふつうなら壁に貼ってあって目に入るであろう幼稚園での、
クラスメイトの作品やアートなど、
そのバーチャルな掲示板で見ることができる。
その他、数字やアルファベットの練習、詩の朗読などが宿題になる。

◆教材:
1〜2週間に1度の割合で学校まで取りに行く。
ひとりひとりに名前あてでパケットが用意されていて、
これまたプリント類からクラスで使う小道具など、
先生が丁寧に準備したあとが伺える。

◆感想:
キンダー開始からもう3週間以上になるので、
だいたいパターン化されてきた。
親の感想としては、文句なし、といったところか。
先生が精一杯やってくれているのがわかる。
宿題にもきちんと目をとおしてくれているのもわかる。

春にやっていた日本語幼稚園のオンラインと比べたら、
今の方がだんぜん良い、といえる。
日本語幼稚園だった時は授業時間はオンラインで30分、
それも5人という少人数だったにも関わらず、
毎回あいまいな授業内容だった。
プリント類もリンクだけ貼っていて、
「各自でプリントアウトしてください」だった。
(その頃家にプリンターがなくて、
幼稚園で印刷しておいてくれないかとお願いしても、
返答は、自分で何とかしてください、だった。)
あの頃いろいろ宿題も出ていたが、提出先はなかった。

今、22人のキンダーのこども達が、
毎日2時間半オンラインで授業できているのを目の当たりにしている。
毎回きちんと授業内容が練られているのも分かるし、
プリント類はすべて先生が事前に印刷して、
各自のパケットの中に入れておいてくれる。
これが公立で無償ということを考えると、
うーん、、、
私立の日本語幼稚園に多大な学費を払っていたあれは何だったんだ?
と正直思う。
ま、これはオンライン授業のみを比較した場合だけれど。
コロナの始まりの頃と半年以上が過ぎた今では、
先生方の慣れや準備具合の違いもあるんだろうけど。。

まぁ、言いたいことは要するに、
公立のキンダーのオンライン授業は悪くない、
できうる限りで最善のことを提供してくれてる感じなので、
今のところ「オンラインの割にはいんじゃない?」という感じで、
満足している。

私はといえば、
息子のキンダーが始まってから仕事のスケジュールを大幅に変えた。
午前中はほぼ息子のオンライン授業と宿題のサポートをしている。
息子は宿題はすすんでやるほうだけれど、
ピーチクパーチク無駄なおしゃべりが多いので(笑)、
どうしても怖いママにならざるを得ない。
結果、息子は時に泣きべそをかきながら机に向かっている。
(あぁ、こういう経験が積み重なってこどもは「学校嫌い」になるんじゃないか、と自分でも思う。どうしたらいいものか。)

自分の勤務時間を午後からにして、夜もちょこちょこ仕事をしている。
今のところ在宅勤務だからこの働き方が可能だけれど、
この先いつまで在宅勤務できるやら。
これもまたコロナ次第だけれど、
今のところは息子のサポートと、自分の仕事の両立、
何とかやっていけている。

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