■FLOW
時間割にFLOWと記されたこの授業は、Mihaly Csikszentmihalyiの理論を基にしている。彼は、人間が何かに熱中する時間をFlow Experienceと名付け、その間は周りのことや時間の感覚を忘れ、喜びと、集中力と、自信と、統制感覚(すべてが自分のコントロール下にあると感じる)に満ちているのだという。
そのFLOWという50分の授業を最初から最後まで見せてもらった。小学校低学年のクラスだ。
フロールームには、ありとあらゆる種類のおもちゃ、人形、コンピュータゲーム、楽器がたくさん。どんな授業なんだろう?ワクワクしていた私の期待を裏切るように、教室に集まった12人の子ども達は最初にちょこっと先生のお話を聞いた後、各々パーっと散らばって遊び始める。それぞれが勝手に遊んでいる。
50分間ずーーーーーーっとそんな感じ。
先生は何をしているかと言えば、ただ子ども達が遊んでいる様子を眺めている。特別なインストラクションはない。なんだ???この授業。
しかし私は途中で気がつく。「あぁ、そうか。これこそフロー!」と。
だって子ども達、みんな超・真剣に遊んでる。
しかも、おもちゃはGardnerのMultiple Intelligencesのカテゴリーに分けられている。例えばレゴはSpatialとか、楽器はMusical、指人形はLinguisticsというふうに。最初のうちは私の存在を気にしていた子も、途中からレゴに夢中。私は子ども達に交じって床に座っていたけれど、私の前の子も隣の子も、積み木や、人形劇(おままごとに近かった)に夢中で、私の存在はいい意味で完全に無視!
50分の終わりに近づくと、先生が声をかける。なかなかやめられない子もいるが、お行儀もよくて、使ったものを全て自分で元通りにし、最後に先生の前に全員が集まる。
「今日はどんな“知性”を使った?」の先生の問いに対し、
「今日僕はレゴをやったからSpatialだよ。」
「私はLinguisticsだったわ。」
と子ども達が返す。どの遊びがどの知性に関わっているかというGardnerの理論が5~6歳の子ども達に浸透している。
「今日遊んでいる時は周りのことをいっさい考えないで集中できた?」と先生が尋ねると、
子ども達は指を立てて見せる。集中できた度合いによって、1~5本の指を見せて答える。ほとんどの子が5で、4がちらほら。
先生は毎時間、どの子どもがどのおもちゃで遊んだか、様子はどうだったか、誰と一緒に遊んだか、と専用のノートに記す。その情報を、Podsクラスの選択に役立てたり、単純にどの子にどの知性が発達しているかを見極めるのに使う。一心不乱に物事に集中する時間(フローな状態)を持たせることが大事なんだとおっしゃっていて、それを知性につなげるのだと話してくれた。
Mihaly CsikszentmihalyiとHoward Gardnerの理論を現場でうまく組み合わせている。おもしろい学校だ。
時間割にFLOWと記されたこの授業は、Mihaly Csikszentmihalyiの理論を基にしている。彼は、人間が何かに熱中する時間をFlow Experienceと名付け、その間は周りのことや時間の感覚を忘れ、喜びと、集中力と、自信と、統制感覚(すべてが自分のコントロール下にあると感じる)に満ちているのだという。
そのFLOWという50分の授業を最初から最後まで見せてもらった。小学校低学年のクラスだ。
フロールームには、ありとあらゆる種類のおもちゃ、人形、コンピュータゲーム、楽器がたくさん。どんな授業なんだろう?ワクワクしていた私の期待を裏切るように、教室に集まった12人の子ども達は最初にちょこっと先生のお話を聞いた後、各々パーっと散らばって遊び始める。それぞれが勝手に遊んでいる。
50分間ずーーーーーーっとそんな感じ。
先生は何をしているかと言えば、ただ子ども達が遊んでいる様子を眺めている。特別なインストラクションはない。なんだ???この授業。
しかし私は途中で気がつく。「あぁ、そうか。これこそフロー!」と。
だって子ども達、みんな超・真剣に遊んでる。
しかも、おもちゃはGardnerのMultiple Intelligencesのカテゴリーに分けられている。例えばレゴはSpatialとか、楽器はMusical、指人形はLinguisticsというふうに。最初のうちは私の存在を気にしていた子も、途中からレゴに夢中。私は子ども達に交じって床に座っていたけれど、私の前の子も隣の子も、積み木や、人形劇(おままごとに近かった)に夢中で、私の存在はいい意味で完全に無視!
50分の終わりに近づくと、先生が声をかける。なかなかやめられない子もいるが、お行儀もよくて、使ったものを全て自分で元通りにし、最後に先生の前に全員が集まる。
「今日はどんな“知性”を使った?」の先生の問いに対し、
「今日僕はレゴをやったからSpatialだよ。」
「私はLinguisticsだったわ。」
と子ども達が返す。どの遊びがどの知性に関わっているかというGardnerの理論が5~6歳の子ども達に浸透している。
「今日遊んでいる時は周りのことをいっさい考えないで集中できた?」と先生が尋ねると、
子ども達は指を立てて見せる。集中できた度合いによって、1~5本の指を見せて答える。ほとんどの子が5で、4がちらほら。
先生は毎時間、どの子どもがどのおもちゃで遊んだか、様子はどうだったか、誰と一緒に遊んだか、と専用のノートに記す。その情報を、Podsクラスの選択に役立てたり、単純にどの子にどの知性が発達しているかを見極めるのに使う。一心不乱に物事に集中する時間(フローな状態)を持たせることが大事なんだとおっしゃっていて、それを知性につなげるのだと話してくれた。
Mihaly CsikszentmihalyiとHoward Gardnerの理論を現場でうまく組み合わせている。おもしろい学校だ。