オランダでプレーしている小川航基が代表に呼ばれそうだ。今シーズンからオランダのナイメヘンという現在６位のチームにレンタルで移籍して、ここまでリーグ戦で８ゴール、公式戦トータルで１６ゴールという活躍をしている。佐野海舟の弟の佐野航大もチームメイトである。
小川の８ゴールはチームトップで、次が６ゴールの選手がいる。小川は全試合ではないが８０％程度の試合で先発していて、このままゴールを増やしていけば買い取りオプション付きだから完全移籍もできるだろうし、他のクラブにステップアップできるかも知れない。
２０１７年５月のU20WCで大怪我をして以来、移籍を繰り返して苦労してきた小川だが、２６才にしてやっと日の目を見られるかも知れない。２０１７年U20WCで堂安は目立った活躍をしてヨーロッパへ移籍したわけだから、もし小川が怪我をしていなければどうなっていだろうか。小川にとっては空白の６年間である。
さてもし小川にA代表に呼ばれれば２０１９年のE1以来となる。ユースカテゴリーでは数多く呼ばれてきたが、A代表とは無縁だった。２次予選とはいえ、WC予選だからそれなりに価値がある。しかし代表のFWは上田、浅野、前田と数はそろっている。前田は左サイド要員かも知れないので、純粋な１トップ要員としては上田と争うことになる。
オランダリーグでは上田はクラブでたったの１ゴール。小川は８ゴールと結果を残している。しかしアジアカップでは上田は４ゴールと活躍をした。これをどう評価するか。小川をぜひ試して欲しい。
いよいよ覚醒したか。