サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

中国代表チーム

2024-03-25 07:08:45 | 日記

中国代表主将のチャン・リンベンが代表引退を表明したが、その後に撤回した。その背景に関する記事を読んだが選手が勝手に代表を引退できないそうだ。呼ばれても行きませんではだめなんだろうな。よく分からない世界である。

 

リンベンは3月21日のWCアジア2次予選のアウエーのシンガポールに引き分けたことを受けて、中国はもうシンガポールにも勝てなくなったと失望していたが、中国が弱くなったのは今に始まったことではないので、ワールドカップアジア予選でその衰退ぶりを調べてみた。

 

2002年日韓WC 監督はミルチノビッチ。最終予選B組を6勝1分1敗でトップで通過して出場権獲得。しかし本大会では3戦全敗で1次リーグ敗退。まあ身の丈にあった成績だろう。

 

2006年ドイツWC なんと1次予選で敗退。これは弱い。このあたりから衰退がはじまった。

 

2010年南アWC 3次予選で敗退。オーストラリア、イラク、カタールと同じ組だった。

 

2014年ブラジルWC 3次予選でグループ3位で敗退。これは惜しかった。

 

2018年ロシアWC 3次予選でグループ5位で敗退。

 

2022年カタールWC 帰化選手などを起用したが3次予選で敗退。

 

こうして歴史をたどると2010年WC以降はちゃんとアジア3次予選までは行けるが、必ずそこで負けている。監督もカマッチョ、リッピ、カンナバーロなど中国リーグの最盛期のころは有名外国人監督を招聘していたが、その後は有名人はいない。2019-2021へ李鉄が監督だったが、その後収賄容疑で起訴されている。

 

監督人事とどのようなスタイルを目指すのかが確立されていないことが根本的な問題。まあこれは日本も同じである。現在進行中の2026年WCアジア2次予選は3試合消化して勝ち点4でタイと並んで3位である。アウエーだったとはいえ、勝ち点3が必須のシンガポールとドローだったため、苦しい状況だ。

 

このまま2次予選敗退となるともう衰退から抜け出せなくなる。