サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

代表しか見ないライト層はJリーグを見ないのか

2024-03-20 09:17:05 | 日記

ユーチューブを見ていたら代表戦には興味はあるが、Jリーグは興味がないという人が多いという話題があった。この代表戦しか見ない人をライト層と呼ぶそうだが、そもそも代表戦を見るだけでもサッカーには興味があるのだから、ライトではないだろう。そしてJリーグのファンをコア層と呼ぶそうだが、Jリーグは見るが代表戦は見ないという人もいるだろうから、コアかどうかも疑問だ。

 

先日のACLの国立での甲府戦で、甲府以外のJクラブサポがJ2の誇りとして甲府のためにスタジアムに集結。1万5千人以上を集客した。Jリーグサポの熱さ、流行りの言葉で言えば「熱量」を感じた。しかしその中にJリーグを普段見ない人がどれだけいただろうか。そもそも甲府というクラブがあること、ACLに参戦していたことを世間一般では知らない人が大多数だろうし、ACLなんてマスコミの露出も少ない。

 

筆者はライト層とコア層の違いは、代表戦に関心があるかどうかだけではなく、ACLにどれだけ関心があるかどうかだと考える。もちろんACLとは無縁のJクラブも多いし、J1の常連クラブでも全くACLに出場したことがないクラブも多いだろう。それでも今季甲府がACLに参戦したことは大いなる意義があった。

 

J2だろうがなんだろうが、ACLに参戦できれば国際試合を経験してサポーターの誇り、熱量を喚起できる。財政的にはACL参戦はマイナスかも知れないが、サポーターの誇りを高める。優勝チーム以外の賞金が貧弱なことが欠点だが、ACLにもいい点があるのだ。

 

代表戦しか見ない人をJリーグの試合に来させるのはハードルが高いが、Jクラブの中でもこれまでACLとは無縁だったクラブがACLに出るようになれば、それだけ多少なりとも世間の関心がJリーグに向いてくれるような気がする。たとえば松本山雅がACLに出れば長野県は盛り上がると思うのだが。