サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

親善試合 U23日本対マリ 1-3

2024-03-23 09:10:44 | 日記

親善試合とはいえ、日本がパリ五輪に出場すればマリと同じ組になることが決まっていて、力試しとしてはいい機会だった。しかし完全に日本は力負けした。日本の先発メンバーがベストなのかは知らないが、試合内容を見る限りまだまだチームとしての完成度が低い。

 

前半早々に日本がハイプレスから町田の平河のゴールで先制。マリは時差ぼけなどでコンデイション不良だから日本の楽勝だろうと思ったが、前半20分あたりからマリが攻め始めてそれ以降は完全に力負けした。日本の失点はアンカーの川崎のパスミスから。2失点目はGKのブランドンがシュートをはじいたところを押し込まれた。それぞれ防げた失点である。

 

特にアンカーの川崎は所属の京都ではアンカーではなくインサイドハーフとして起用されていて、4-3-3のアンカーをできるほどの守備が強くない。もろに川崎の脇がスカスカで狙われた。後半30分あたりから日本は4-3-3ではなく、4-4-2にして一人アンカーではダブルボランチにして中盤を強化。

 

それでも後半ATには3失点目を喫したので、マリのスピードとフィジカルの強さには何をしても歯が立たなかった。マリは守備も固く、かつ日本の攻撃に工夫がなかった。この日本チームがパリ五輪で1次リーグを勝ち抜けるとはとても思えない。

 

パリ五輪だけでなく、この年代は3,4年すれば26,27才くらいになり代表の主力になるべきグループである。今日試合に出た選手の中でマリのフィジカルに通用していたのは、FWの細谷だけ。その細谷だってフル代表に呼ばれても定着しそうにない。

3月26日の北朝鮮戦が突然中止になり、U23の惨敗が全く目立たなくなったのは幸か不幸か。