マリノスが退場者を出しながら１－０で勝ち切り、２戦合計３－１でSFに進出。ラウンド１６で川崎フロンターレに勝った山東はもっと強いかと思ったが、マリノスの堅守と２戦連発のロペスにやられたことになる。
この２試合のマリノスの試合を見た感想は、不用意なバックパスが多く、ビルドアップが雑でギフトパスでボールロストしてピンチを招くシーンばかりということだ。それでも山東の攻撃のクオーリテイが低く雑な攻撃のためになんとか失点は防げた。まあマリノスの堅守と呼んでもいい。
後半早々に永戸が２枚目のイエローで退場となった。前半にボールを奪取しようとしたが、タックルが遅くて相手の足の甲を蹴っただか踏んでしまった。これで１枚目のイエロー。後半早々に似たようなタックルでファールを取られて２枚目で退場。すでに１枚もらっているのに全く学習していない。
これで数的不利になり失点してもおかしくなかったが、なんとか踏みとどまり、ロペスのビューティフルなボレーが決まり、２戦合計で３－１となった。ロペスは緩慢な動きが多いがたまにいい仕事ができる。日本、韓国、中国を渡り歩いて、昨季はJリーグ得点王。すでに３０才だがJリーグならばまだ３シーズンくらいできるだろう。サウジあたりからオファーをもらって欲を出さないほうがいい。
SFの相手は蔚山現代だが、実力からいえば蔚山のほうが上だろう。マリノスが勝てるとは思えないが、かりに決勝進出となればネイマールなどがいるアルヒラルとあたるかも知れない。
ゴールを決めてご機嫌なアンデルソン・ロペス