サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

アンリ・チェイスのシュツッツガルト加入

2022-04-09 08:57:05 | 日記

高卒の新卒でアンリ・チェイスがシュツッツガルトに加入することが発表された。まずは下部組織からスタートして育成に2,3年かけるということだろう。2004年生まれの18才だから、クラブも長い目で育てていくという方針のようだ。クラブの公式サイトのニュース欄にも写真付きで出ているし、期待されていることが分かる。

 

期待だけで終わらせてはいけないし、2,3年といわずに1シーズン後にはトップチームに昇格するくらいの勢いで頑張ってほしい。ゲキサカに長いインタビュー記事が出ていて、その中にアンリ・チェイスの面白い発言が出ている。

 

「自分からしたら、日本のプロの選手はみんな上手いです。そこでしっかり出れないと試合勘とかなくなったりするかもしれない。しかも、CBってベテランの選手がやることが多くて、出場機会は簡単に取れないじゃないですか。ちょっと言い訳みたいになってしまうけれど、それに勝たなければいけないとなっちゃうと思うと、さすがに自分、今のままじゃ、日本のパスのスタイルの中では絶対に出れないと思いました。それだったら海外で、セカンドチームもあるし、自分早生まれなのでU-18もあるし、そういうところから試合に出たいので選びました」

 

日本のプロの選手だけではなく、ブンデスにいる選手だってみんな上手いはず。まあCBは攻撃の選手と違い、経験のある選手が好まれる傾向はある。出場機会がそう簡単にもらえないのはそうだろうが、それはドイツでも同じだろう。

 

日本のパスのスタイルが自分には合わないという意味なのだろうが、Jリーグでは自分がフィットしなくて自分のスタイルが潰れちゃう可能性があるとも発言している。どうもアンリ君の意味するところがイマイチ理解できないが、Jリーグで通用する自信がないのに、ドイツならできるのだろうか。

 

シュツッツガルトならセカンドチームもU-18もあるので、最初から試合に出たいのでシュツッツガルトを選んだそうだが、まあそういう選択肢もあるのだろう。言いたいことはなんとなくわかるが、この子はコミュニケーション能力というか、自分のいいたいことを言語化するのが上手ではないなと感じた。

 

このインタビュー記事は当然翻訳されてクラブの幹部も読むだろう。高校出たての18才の坊が偉そうなことを言っていると勘違いされそうだ。とにかく死ぬ気でがんばると決意表明もしているので、それに期待しよう。

 

同じ学年の松木はFC東京でスタメンを続けている。彼の実力からすればパリ五輪、その後は代表にも呼ばれるだろう。そうすれば今から2,3年でヨーロッパのクラブのトップチームに移籍できるだろう。ではその2,3年先にアンリ君はシュツッツガルトのトップチームの主力として定着できているだろうか。

 

まだ18才だからU-18とセカンドチームだと考えていてはだめで、松木がヨーロッパに来る頃には自分のほうが上だと思うようになっていてほしい。アンリ対松木の勝負だよ。

 

シュツッツガルトの公式サイトに出ていたアンリ君の写真。