週刊文春に加山雄三のロングインタビューが出ていて、昔からのファンとしては楽しく読ませてもらった。加山雄三といえば何といっても「君といつまでも」の間奏で鼻をこすりながら「幸せだなあ」というせりふである。子供のころはあのしぐさが好きで、友達といつも真似をし合っていた。
学生のころは、「君といつまでも」がおはこで、間奏のせりふもちゃんとつけて歌ったので友人からはうけた。1986年の大みそかの紅白歌合戦の司会を加山雄三が担当して、少年隊の「仮面舞踏会」を仮面ライダーと紹介して大騒ぎになった。それ以外にもやはり紅白で「君といつまでも」を歌ったときに、歌詞を間違えたことがあった。自分の一番の持ち歌の歌詞を紅白で間違えるとは、いかにも加山雄三らしいと大笑いしてしまった。
加山雄三の作詞作曲した歌には名曲が多い。「お嫁においで」、「蒼い星くず」などなど。初期の曲はベンチャーズばりのエレキを使ったものが多いので非常に楽しい。加山雄三はやはりベンチャーズ世代なんだなあ。
加山雄三は若く見えるけれど、もう85才である。2020年8月に小脳出血を起こして、言語障害が残りまだリハビリ中とのことだが、まだ復活できるだろうし、90才までは歌い続けてほしい。
鼻をこすっていたころ。