6月11日からいよいよユーロが始まる。1年延期されたからかなり待たされた感がある。もうユーロなんて忘れている人が多いだろうが、今大会のおさらいをしておこう。ちなみに筆者は5週間の休暇を取って、全試合をライブかオンデマンドで観戦するのだ。日本人でユーロを全試合見ようなんて人は、解説者でないかぎりいないだろう。解説者はギャラをもらえるだろうが、筆者はあくまでもボランティアである。
さて忘れてはいけないのは、ユーロは24チームが出場して、1次リーグでそれを16に絞るということだ。6グループの1,2位抜けで12チーム、3位のうち4チームが残り、合計16チームとなる。このレギュレーションの大会はややこしいのだが、得失点差がものを言うので大敗しないことがこつだ。
ユーロの場合、各チームのレベルが高くて戦力差がないと思われがちだが、弱いチームも多い。弱いチームの特徴は攻撃力がないことだ。強いチームは点が取れる。当たり前だが、これにつきる。各グループを見ていこう。
Aグループ: イタリア、スイス、トルコ、ウエールズ。
Bグループ:ベルギー、デンマーク、フィンランド、ロシア。
Cグループ:オーストリア、オランダ、北マケドニア、ウクライナ。
Dグループ:クロアチア、チェコ、イングランド、スコットランド
Eグループ:ポーランド、スロバキア、スペイン、スエーデン、
Fグループ: フランス、ドイツ、ハンガリー、ポルトガル。
弱いチームはどう考えても優勝しそうにない。ウエールズ、フィンランド、北マケドニア、ウクライナ、スコットランド、ハンガリーなどはやはり弱い。これならば16チームに絞ったほうが大会のクオーリテイを保てるようなも思える。それでも弱いチームでも日本よりは強いか同等か。
いやあ、楽しみである。