サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

獲れるはずのない江坂

2021-06-26 09:49:51 | 日記

Jリーグでは時々理解できない移籍が起こる。シーズン直前だったり、途中だったり。ブラジル人選手が突然中東や中国に引き抜かれることは理解できる。今回浦和が突然、そう突然柏から江坂を獲得した。シーズン途中だから移籍金も発生するだろう。それ以前にチームの看板選手というべき江坂を柏が放出したことに驚いた。

 

海外移籍のオファーがあればそれを容認するような条件が契約に盛り込まれていることはよくある。江坂の柏との契約に国内、海外に限らずに移籍のオファーがあればそれを本人に意思を確認して、クラブはそれを尊重するというような条件があったのかも知れない。そうでなければシーズン途中で現在18位で降格もありえるポジションにいるのに、どうして看板選手を放出するだろうか。

 

あるいはもう今シーズンは降格も辞さずにチーム編成の立て直しを始めたということか。柏はまだ19節を消化したところだから、残り19試合もある。諦めるには早すぎる。実に謎の多い江坂の移籍である。

 

浦和にしてみれば、獲れるはずのない江坂を獲り、酒井宏樹も来るし、新しいデンマーク人のCBも来る。シーズン途中での大補強である。ユンカーもいるし、これから頑張ればACL圏内までいけるかも知れない。

 

 


アウエーゴールの撤廃

2021-06-25 09:42:27 | 日記

UEFAがCLなどのH&Aの試合で、アウエーゴールルールを撤廃すると発表した。これはいいニュースだ。ただし、2試合とも1-1の場合はともかくとして、1試合目が1-1,2試合目が2-2の場合は、ゴール数が同じになる。その場合は2試合目の90分の後に延長戦、そしてPK戦になるのだろう。つまりできるだけゴールをあげたほうが勝つわけだから、試合はより攻撃的になるだろう。

 

さて来季からのルール変更で最も影響が大きいのがオフサイドルール変更である。現在開催中のユーロでもVAR判定の60-70%はオフサイドチェックである。オフサイドになる、ならないのどちらでもつま先程度の体の部分で決まる。つま先でもオフサイドラインから飛び出していればだめなのだ。

 

新ルールは体の一部がオフサイドラインに残っていればいい。これではオフサイドになるケースはほぼ出てこない。オフサイドルールの変更は唐突に決まった感があるし、まだどの国際大会、各国のリーグでも試されていない。来季に先駆けてユーロ大会で試してほしかった。そうすればもっとゴールが増えているはずだ。

 

Video: Benzema goal ruled out for Odriozola offside

新ルールではこれもオフサイドにならない。


ユーロ E組 スウエーデン対ポーランド、E組 スロバキア対スペイン、F組 ドイツ対ハンガリー、F組 ポルトガル対フランス

2021-06-24 19:57:15 | 日記

第3節の最後の試合である。今日も4試合である。

 

E組の スウエーデン対ポーランドは、MUST WINのポーランドとすでに勝ち点4のスウエーデンでは最初から試合への入り方が違う。結果は3-2でスウエーデンが勝ち、1位通過。ポーランドは敗退。前半2分にスウエーデンが先制。ポーランドは最初からハンデイを負った。後半59分にはスエーデンが2点目。これでもう2-0。

 

しかし61分、84分とレヴァンドフスキが2点取り、2-2に追いつく。なかなかやるな。しかし後半ATにスウエーデンが勝ち越しゴールを決めた。レヴァンドフスキはこの結果を受け入れられないとコメントしているが、ポーランドの攻撃はレヴァンドフスキしかなく、あまりにも単調。守備も緩く、決勝Tに進めるような質がない。これでレヴァンドフスキが代表引退したらどうなるのか。

 

E組のスロバキア対スペインはスペインの攻撃が爆発して0-5で圧勝。これでスペインは勝ち点5で2位通過。スペインはコロナに感染していたブスケツが復帰して違いをみせてくれた。ここまでの2試合はロドリがアンカーを務めたが、それだけではないだろうが守備が後ろに重く、縦パスも少なかった。ブスケツになると、それが一挙に解決。

 

この試合ではジェラール・モレ―ノとモラタが先発してが、この二人は顔も髪型もよく似ていて、区別がつきにくい。

ジェラール・モレノの画像 アルバロモラタはW杯のイケメン選手!所属チームと背番号やプレー ...

左がモレーノ、右はPKをはずしたモラタ

 

F組のドイツ対ハンガリーは、MUST WINのハンガリーだったが、2-2と大善戦したものの、ドイツは勝ち点4で2位通過、ハンガリーは勝ち点2で敗退。しかしハンガリーはフランスとも引き分けており、大変頑張った大会だった。

 

試合は前半11分にハンガリーが先制。先制するところがすごい。しかし後半からドイツが戦術を修正して反撃に出た。66分にドイツが同点に追いつく。しかし68分にハンガリーが勝ち越しゴール。これまたすごい。しかし84分にゴレツカのゴールでドイツが追いつき、2-2のドローで試合終了。残り10分くらい耐えていればハンガリーにも勝機があったので残念。それでもハンガリーはすごかった。

ゴレツカの同点ゴールに喜ぶドイツイレブン。ゴレツカとコラシナツの区別がつかない。

 

最後にF組のポルトガル対フランスは、2-2でドローとなり、フランスが勝ち点5で1位、ポルトガルは3位でそれぞれ決勝Tに進んだ。すでに勝ち点4のフランスと勝ち点3のポルトガル。ポルトガルは最低でも引き分けが欲しい。

 

この試合は両チームに合わせてPKが3本も与えられて、この主審はおかしいのではないか。CR7がPK2本で2点、ベンゼマがPKと流れからのゴールで2点。仲良しコンビで2点ずつ取り合った。この2点でCR7は代表の通算ゴールが109点となり、アリ・ダエイに追いついた。

 

試合の中でCR7は前の試合よりもキレがなく、ボールロストも多く疲労がたまっているように見えた。しかし監督としてはCR7を下すわけにはいかないだろう。まあPKをちゃんと2回も決めてくれたわけだから、それでいいのかも。

 

 二人とも老けてきたがまだまだできる。

 

 

 

 


D組 チェコ対イングランド、D組 クロアチア対スコットランド

2021-06-23 15:04:59 | 日記

D組のチェコ対イングランドはすでに勝ち点4を持ち、両チームとも1次リーグ突破が決まっている。前半12分にスターリングのゴールでイングランドが先制。その後は両方ともガツガツと攻めなくなり、そのまま0-1でイングランドが勝った。これでイングランドは1位通過。

 

この試合で今大会で初めてマクガイヤーが先発。サンチョも後半途中から出てきた。イングランドは守りが固く、主力のCBマクガイヤーがこれから出てくるのだろう。スターリングはマンCITYでは出番が少なくなっていたが、今日のゴール、そして決勝Tで活躍すれば来季の出番は多くなるのだろうか。

 

 

D組のクロアチア対スコットランドは、両方とも勝ち点1だけで、決勝TにはMUST WINゲームである。前半17分にクロアチア先制。しかし前半42分にスコットランドが同点ゴールを決め、シーソーゲームになってきた。

 

後半62分にはモドリッチのスーパーゴラッソが決まり、クロアチアが勝ち越し。77分にはペリシッチが追加点を決めて、クロアチアが3-1で快勝して、決勝T進出。ここまでクロアチアは不振だったが、モドリッチ、ペリシッチと決めるべき選手が決めだしたので、調子が出てくるのか。

 

スコットランドのチェ・アダムスはどこか懐かしい風貌だと思っていたが、その愛くるしさはブースカにそっくりである。

Che Adams.jpg 快獣ブースカ : FROM


ユーロ C組 ウクライナ対オーストリア、C組 北マケドニア対オランダ、B組 フィンランド対ベルギー、B組 ロシア対デンマーク

2021-06-22 21:07:12 | 日記

今日は4試合もあったので見るのも大変だった。

 

C組のウクライナ対オーストリアは、ウクライナ有利かと思ったが0-1でオーストリアが勝った。前半21分にオーストリアが先制して、後半になるとウクライナが反撃するかと思いきや、、逆にガス欠してオーストリアが勝ち切った。

 

オーストリアが2位通過となり、オランダとともに決勝Tに進出。3位になったウクライナは他の組の結果待ち。

 

 

C組の北マケドニア対オランダは、それぞれ順位が確定している完全な消化試合。ニュースとしては北マケドニアのFWパンデフの代表引退試合ということだけ。試合は北マケドニアが気合入れて攻めるが、気合だけでは勝てない。0-3でオランダが圧勝。

20210613_north macedonia_getty

 

 

B組のフィンランド対ベルギーは前半は0-0でフィンランドがよく守ったが、後半になるとトーマス・フェルマーレンのヘッドからのGKのOGで先制。ルカクのゴールでー02でベルギーが完勝。

 

この試合ではエデン・アザールとデブライネが先発した。アザールは90分フル出場して、フィットネスは大丈夫そうだが、まだまだキレがないように見えた。神戸のフェルマーレンは3試合目とはいえ、先発してゴールにも絡んだ。代表ではまだまだいいプレーができているので、それを神戸に還元して欲しい。

 

最後にB組のロシア対デンマークは、会場を抽選で決めてコペンハーゲンになったという信じられない話。キャパの65%まで入れていたが、チケットはロシアには配っていなくて、ほぼ100%デンマークのサポで埋まり、65%どころか90%くらいに見えた。

 

前半は攻守が入れ替わりシーソーゲームだったが、ロシアのミスが目立ち、終わってみれた1-4でデンマークが圧勝。これでベルギー以外は勝ち点3で並び、2敗で勝ち点0だったデンマークが得失点差で2位に浮上するという奇跡が起きた。

 

ロシアは引き分けでもよかったのに、守備が崩壊。DFからGKのバックパスをかっさらわれるという高校生のようなミスもして、今大会で一番みっともない失点をした。無事に退院して合宿所を訪問したというエリクセンの祈りも通じたのかも。