D組、イングランド対クロアチアは、1-0でイングランドが勝ったが、イングランドのスターリングとフォーデンのウイングのスピードと突破力が目立った。フォーデンはまだ21才だし、マウントも22才。イングランドは若手が伸びている。
一方、クロアチアはまだまだモドリッチに依存したチームで、35才のモドリッチは来年のWCも出てくるのだろうか。ラキティッチは代表引退したし、そろそろモドリッチも引退してもいいだろう。とはいえ、今のチームからモドリッチが抜けるとかなりの戦力ダウンではある。
この試合はスターリングが先制ゴールをあげて、すべてがスターリングが中心だった。この活躍をかつてスターリングを個人攻撃したリバプールサポはどう思うのだろうか。ハリー・ケインはまだ本調子でないように見えた。
C組、オーストリア対北マケドニアは、3-1でオーストリアが地力の差を見せた。北マケドニアは初出場とあって、スタンドのサポも選手も高揚感に包まれて、それに酔っているだけに見えた。北マケドニアは守備が雑でビルドアップのパスミスが多い。やはり弱いチームはミスが多い。
オーストリアは何んと言ってもアラバの存在がでかい。バイエルンミュンヘンからレアルマドリードに移籍するが、CBでもどこでもできる。オーストリアの2点目はアラバの絶妙なクロスから生まれたもので、アラバの活躍がなければ試合には勝てなかっただろう。
このC組ではオーストリアはオランダとウクライナとあたるわけで、チームとしての完成度、個々のタレントをみても、オランダが1位、ウクライナ、オーストリアと続く。
C組、オランダ対ウクライナはフランク・デブール、シェフチェンコというレジェンドが監督である。オランダにはメンフィス・デバイ、ワイナルドウム、ウクライナにはジンチェンコ、ヤルモレンコなど有名な選手が多く見られる。オランダが強烈なプレスとウイングの突破でウクライナを圧倒。前半は0-0だったが、後半になると52分、59分と2点取って2-0とリード。オランダの楽勝かと思われたが、ウクライナが巻き返した。
オランダは攻撃力に比べて守備が意外と脆い。75分、79分に連続失点して2-2になった。しかし85分にオランダが決勝ゴールを挙げて3-2で逃げ切った。ユーロ予選でもWC予選でもオランダは守備の脆さを見せていて、この大会も決勝Tでは苦戦しそうだ。
今日からコッパアメリカが始まったが、ブラジル対ベネズエラでは、ブラジルはネイマール、カゼミロ、ジェズス、マルキーニョスなどベストメンバーだった。ブラジル選手は大会をボイコットするという話はどうなったのだろうか。