UEFAがCLなどのH&Aの試合で、アウエーゴールルールを撤廃すると発表した。これはいいニュースだ。ただし、2試合とも1-1の場合はともかくとして、1試合目が1-1,2試合目が2-2の場合は、ゴール数が同じになる。その場合は2試合目の90分の後に延長戦、そしてPK戦になるのだろう。つまりできるだけゴールをあげたほうが勝つわけだから、試合はより攻撃的になるだろう。
さて来季からのルール変更で最も影響が大きいのがオフサイドルール変更である。現在開催中のユーロでもVAR判定の60-70%はオフサイドチェックである。オフサイドになる、ならないのどちらでもつま先程度の体の部分で決まる。つま先でもオフサイドラインから飛び出していればだめなのだ。
新ルールは体の一部がオフサイドラインに残っていればいい。これではオフサイドになるケースはほぼ出てこない。オフサイドルールの変更は唐突に決まった感があるし、まだどの国際大会、各国のリーグでも試されていない。来季に先駆けてユーロ大会で試してほしかった。そうすればもっとゴールが増えているはずだ。
新ルールではこれもオフサイドにならない。