サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

ユーロ A組 ウエールズ対スイス、B組 デンマーク対フィンランド、B組 ベルギー対ロシア

2021-06-13 20:20:12 | 日記

A組のウエールズ対スイスは1-1のドロー。似たようなレベルのチームで、スイスはジャカ、シャキリなどがいて、ウエールズはベイル、ムーア、マンUのジェームズなどがいる。ウエールズの監督はライアン・ギグスだが、婦女暴行事件で起訴されて監督代行がこの大会は指揮している。日本ならば起訴された時点で解任だろうね。

 

試合は後半49分にスイスのエンボロのヘッドが決まりスイスが先制。74分にはウエールズがムーアのゴールで同点。結局1-1で引き分け。85分にはスイスが勝ち越しゴールを決めたかに見えたがVARで取り消し。この組はイタリアがトップでウエールズとスイスの2位争いだから、この試合はどちらも勝ちたかった。

 

B組のデンマーク対フィンランドは何んともドラマチックな試合となった。フィンランドはWCもユーロにも出たことがなく、これが主要な国際大会初出場という歴史的な試合である。フィンランドは5-3-2でがちっと守ってカウンターなんだが、カウンターもできないほど攻撃ができない。圧倒的にデンマークが攻めて簡単にデンマークが勝つと思われた。

 

しかし前半終了間際にデンマークのエリクセンが他の選手との接触もなく、スローイングのボールをヘッデイングした時に突然ピッチで倒れた。医療スタッフが出てきて心肺蘇生を始めて、エリクセンの顔の表情も写り重篤な状態と分かる。担架ではなくストレッチャーで運ばれ、ブランケットで覆いまるで死体を運搬しているようにも見えた。その後病院で意識を取り戻したことが発表されたが、この事件がデンマークチームのメンタルに影響を及ぼした。

 

後半はデンマークが攻めあぐねて、60分にはフィンランドのヘッデイングシュートをGKのシュマイケルが痛恨のファンブルでフィンランドが先制。体の真正面のようにも見えたので、あれは取って欲しかった。73分にはデンマークがPKを獲得したがフィンランドのGKにセーブされた。結局1-0でフィンランドが歴史的勝利をあげた。シュートはこの1本だけったはず。

 

デンマークは最弱のフィンランドにまさかの敗戦で、エースのエリクセンも戻れないという踏んだり蹴ったりの状態に陥った。ユンカーも落ち込んでいることでしょう。

 

B組のベルギー対ロシアは、実力差が大きすぎてベルギーが3-0で圧勝。ルカクは2ゴールをあげて好調そのもの。ロシアはDFはクリアミスをするは、中盤のパスミスも多く、全くいいところがなかった。エデン・アザールは後半途中から20分くらいプレーしたが、1次リーグで出場時間を多くして様子をみつつ、決勝Tから先発するのだろうか。

 

デブライネは次の試合から出てくるかも知れない。このB組ではベルギーの1位抜けは間違いないことでしょう。

 

どの会場でもキャパの50%まで観客を入れていて、ほとんどの観客がマスクをしてないしチャントを大声で歌っている。ユーロには感染対策はないのだろうか。明日からはコッパアメリカも始まるし、筆者は大忙しである。