サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

アジアカップ 1次リーグ A組

2024-01-23 10:28:19 | 日記

A組 カタール対中国 1-0

カタールはスタメンを9人入れ替えて完全に消化試合モード。すでに勝ち点6でそれを上回る国はいない。どうでもいい試合である。しかしこういう試合で手を抜くと、決勝T1回戦で調子を崩すことがよくある。案の定、前半はカタールはさえなかった。中国がかなり押し込んていたし、中国は決定機を3回作った。しかしゴールできない。

 

後半に入ると15分にカタールは主力を2人入れてギアを上げてきた。そこまでする必要があるとは思えなかったが、チームのメンタルを下げない方法なんだろう。そしてCKからのサインプレーで見事なボレーが決まり、カタールが先制。今大会のベストゴールになるような素晴らしいボレーだった。さすがカタール。

 

試合はカタールが逃げ切り3連勝。中国は3試合で1敗2分で得点0,失点1で勝ち点2で3位。多分1次リーグ敗退だろう。弱い、実に弱い。攻撃力なし。あまりにも守備的。中国サッカーの暗黒時代は続く。

 

A組 タジキスタン対レバノン 2-1

勝ち点1どうしで、両方ともどうしても勝ち点3が欲しい。レバノンが47分に先制。しかしその後、レバノンが一発レッドで退場者を出して数的不利になり、タジキスタンがものの見事に逆転して2-1で逃げ切った。レッドカードは危険なタックルだったが、ボールにはいかず直接足首をタックルする危険なもの。

 

この大会は程度の差はあれ、危険なタックルが散見する。昨日のサウジ対キルギスで似たような危険タックルで二人一発レッドで退場していて、これがこの後のスタンダードになるかも知れない。日本もタックルには注意したほうがいい。

 

タジキスタンはアジアカップ初出場で決勝T進出。試合後は選手が優勝したかのような大喜びで、国旗を背負ってピッチをウイニングランする選手もいた。一方負けたレバノンの選手はピッチに座り込んで涙ぐむ選手も複数いた。うーん、両チームともこの大会に賭けるパッションがすごい。

 

日本のサッカー批評家たちは、日本の選手は早く所属クラブに戻りたい、ワールドカップほどにはモチベーションが上がらないとやる気のなさ、熱量の少なさを嘆いている。それも事実だろう。タジキスタン、レバノンの選手たちの本気度を見ると、日本チームは場違いではないかと思えてくる。

 

アジア最強と言える韓国が64年間もアジアカップに勝ててないのは、同じような理屈かも知れない。

 

3戦ゴールなしの中国チーム。
 
 

 


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