職場にネパール人の同僚がいて、昨日は同じシフトだったのでネパール事情をいろいろ教えてもらった。彼は30代半ばくらいで、やたらと親族が多い。彼の自宅の周辺には、兄弟が二人、30分くらい離れたところにさらに二人。つまり彼を含めて5人の兄弟がオーストラリアに移民してきている。インドとかネパールは昔の日本のように子供をたくさん作るので、そんなもんだろう。
ネパールにはそれ以外に姉がいて親の面倒を見ている。ずいぶんと兄弟姉妹が多いなと思ったが、なんと6人のうち3人は腹違いだという。つまり彼の父親は奥さんを二人持っているというのだ。またすでに離婚したが第3夫人もいたそうだ。第3夫人は子供ができなかったために、離縁されたそうだ。
現在は法的に禁止されているが、彼の親の世代、つまり50代以上の世代では法的にも一夫多妻は認められていたそうだ。もちろんそんなことは裕福な男でなければできない。貧乏人はかあちゃん一人で我慢しなければならない。
彼は第1夫人の子供だが、第2夫人のことをステップマザーと呼んでいた。この場合、ステップマザーになるのだろうか。義母とか継母ならステップマザーだろうが、第2夫人はちょっと意味が違うだろう。
インド人、ネパール人、イラン人などの移民は親、兄弟が大挙してみんなで移民してくるケースが多い。その中でもネパール人は一夫多妻だから余計に人数が多くなってくる。現在は法的に禁止されているといっても風習として続いているのだから、そう簡単にはなくならないだろう。
同僚は小さい子供が二人いて夫婦共働きで忙しくしているが、昨日は帰宅前に奥さんから晩御飯は何を食べたいか電話があったようだ。子供がいるのに新婚さんみたいなことをしている。日本ならばだんなよりも子供が何を食べたいかを優先するだろう。亭主関白なのか男尊女卑なのか。一夫多妻とは文化の違いの大きさに驚かされた。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます