フリック解任

日本戦の惨敗を受けてドイツ代表のフリック監督が解任された。試合後のコメントで「私は戦い続ける」とか「正しい指導をしている」とか強気な発言をしていたので、こいつ大丈夫かと心配してしまったが、案の定解任された。そもそもカタールWC後に辞任なり解任するべきだった。

 

フリックは２０１９/２０２０シーズンにバイエルンを率いてブンデスリーガ、DFBポカール、CLの三冠を達成。これって監督の功績なのだろうか。あの時のバイエルンならば誰が監督でも同じだったのではないか。まあとにかく２０２１年にレーヴの後任としてドイツ代表監督に就任。そして２０２２年カタールWCでの惨敗。

 

そしてカタールWCの親善試合の不振。親善試合の結果を非難されるのはかわいそうな面もある。所詮親善試合だし、双方とも真剣ではない。だからこその親善試合だ。新しい選手、戦術などを試せばいい。２０２４年ユーロのホスト国だから予選がないのが響いた。相手が格下でも予選ならば公式戦だし、内容が悪くても勝てばいい。

 

レーヴのアシスタントとして８年間もドイツ代表のアシスタントコーチとして２０１４年ブラジルWCの優勝に貢献。これで評価されたのだろう。しかしそもそも代表監督には向いていなかったかも知れない。まあたらればだけど。

 

今回の日本戦はドイツ協会の招待による試合だから、４－１で負けるなんてことは想像もしていなかったのだろう。だから協会幹部にしてみれば大恥をかかされてふざけるなという思いだろう。そして来年のユーロでホスト国、ドイツが１次リーグ敗退なんてことになればもう立ち直れない。

 

ドイツ戦で不可思議だったことは、上田のゴールが決まって日本にリードされた時点で、立て続けに自分の左サイドを崩されての失点に対して何ら対策しなかったことだ。それにカタールWCでドイツにかったことはまさしく金星だったが、今回の勝利は相手が弱かったと思えるほどだった。守田のコメントの中で「相手の質が低かった」とあったので大笑いしてしまった。

 

顔が怖いよ、フリックさん。