セルティックは古橋と旗手が先発。古橋は後半途中で交代したが旗手はフル出場。エバートンの試合はほとんど見たことがないが、ワールドカップでいない選手もいるだろうし、ベストメンバーではないだろう。現在EPLで１７位、１７試合消化して３勝しかしていない。親善試合とはいえ、エバートンの現状を表している試合だった。
エバートンはべたっと引いて時折カウンター。どうしてこんなに引いているのか不思議なくらい守備的。ポゼッションもセルティックの６５％くらい。セルティックは古橋が２回決定機があったが、GKにセーブされた。ジョッタのFKがバーをたたいたなど得点できない。親善試合だと気合も入らないのか。
エバートンはカウンターは鋭いものの、とにかく枠に飛ばない。この試合では枠内シュートがゼロ。これでは試合に勝てないのも当然だろう。もっと前線にいい選手が欲しい。エバートンは鎌田を欲しがっているそうだが、こんな弱いチームにいけば２部落ちもあるのでやめたほうがいい。
旗手は攻撃にはあまり絡めなかったが、ボールの散らし方が上手いし、中盤でのクオリティは旗手が作っている。代表でボランチとして起用されればいいプレーができただろう。しかしボランチとしての守備はよく知らない。元々攻撃の選手だし、ゴールへの絡み方なども含めて攻撃的選手は柴崎よりも旗手のほうが上だろう。シドニーなんかで弱いエバートン相手に試合しているのが不憫だ。
井手口は出番がなかった。今回のセルティックのシドーツアー２試合で井手口は初戦のシドニーFC戦で４５分出場したのみ。旗手とポジションがかぶるのであれば、公式戦での出番は難しいだろうなあ。これで神戸の小林ユーキが来るんだから、ほとんどシントトロイデンと同じである。
この試合は引き分けの場合は延長戦ではなくPK戦で決着をつけた。旗手は２番目に蹴り、しっかりとはずした。
日曜日ということもあり、４万人がつめかけた。