サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

小澤一郎さんの分析、サウジ戦振り返り

2021-10-10 12:42:45 | 日記

小澤さんのサウジ戦の振り返りを見ると、選手のコンデイション、怪我人が多い、選手起用の偏りなどなどという問題ではなく、守備、攻撃の設定などに問題があるということが分かる。例えばサウジと日本は4-2ー3-1のミラーゲームだった。その場合、サイドバックはどこまで上がって、サイドハーフとどういうプレスをかけるか、大迫と鎌田は相手のどこにプレスにいき、それがはまらない場合はどのように対処すべきか。

 

こういう設定、自分のプレスがはまらない場合は簡単に縦パスを入れられて一瞬でピンチになる。そういうシーンが多くなれば、それにどう対応していくのかという初期設定と修正があいまいで選手は走り回るだけになり、疲弊していく。前線の選手はプレスがはまらなければプレースバックとスプリントを繰り返すだけになり、余計に疲れて、DFラインも低くなる。

 

小澤さん曰く、こういう設定の問題は選手だけでは解決しようがなく、森保監督では無理がある。柴崎のミスが敗因だったが、それ以上にオマーン戦、中国戦、サウジ戦と同じような設定のあいまいさが見られるので、監督を交代しなければもう無理だろうということである。

 

次戦のオーストラリアはオマーンを3-1で蹴散らして絶好調である。今の日本では勝ち点3を取れないだろう。よくて引き分け。WC予選で日本はホームでオーストラリアに負けたことはない。前回は浅野と井手口のゴールで2-0で快勝。その前は本田のPKで引き分け。たしか2試合ともその結果でWC出場を決めたはず。

 

つまり発想を逆転させれば次戦に勝てば反攻が始まるわけだ。かなり楽観的であるがその大前提には大迫と柴崎を先発からはずすことだ。この二人が先発ならばその時点で負けは確定。埼スタのサポは大ブーイングをしよう。というか勝ち点3取れなければベトナムと対戦し、勝ち点3を取るだろうオマーンとの差がつくので、3位も怪しくなる。

 

このグループはサウジとオーストラリアの独走で決まりだね。前回は最後の試合で日本がサウジに負けてオーストラリアは3位に落ちてプレーオフに回った。その怨念だろうね。

 

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