サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

森保監督ははどうして批判されるのか

2021-10-06 12:15:55 | 日記

森保監督はどうしてここまで批判されるのかを考察してみよう。一言で言えば無能ということだが、それでは身も蓋もない。

 

①戦術の柔軟性の欠如
戦術オタクのような監督は相手が戦術を修正してくれば、それに合わせて10分後にでも戦術を修正する能力に長けている。監督は本来戦術オタクであるべきだから、クラブでも代表チームでもこの類の監督は珍しくない。逆に言えば戦術の修正ができない監督は結果が伴わないので、すぐに首になる。森保監督は修正ができない典型的なタイプで、ピッチでの修正は選手の自由に任せるというタイプだ。

 

これが機能すればいいのだが、優秀な選手ばかりならば監督は不要になる。選手の自由に任せると言えば聞こえはいいが、選手だけで対応できなければ当然負ける。そのために監督がいるわけだから、修正力がない監督は不要である。

 

②慎重な選手起用
メンバーを固定して強いのであればそれでいいのだが、負ければそうはいかない。新しい選手、若い選手を起用してリフレッシュするのも一つの手であるが、ほとんどそうしない。実績と序列、これが森保監督のポリシーである。選手は年齢とともに劣化していくし、他に旬な選手も出て来る。実績はともかくとして序列なんてくそくらえである。

 

③東京五輪メンバーを融合させていない
五輪メンバーはいい選手が揃っていた。久保、堂安、板倉、田中碧、旗手、三好、山根などなど23-24才の年代が豊富だ。これらの選手がフル代表のコアになるべきだろう。一挙にメンバーを総取り換えしろとまでは言わないが、長友、原口、鎌田、柴崎、室屋、川島などは旬ではない。

 

そもそもフットボールは若い選手がベテラン選手を追い抜いていくスポーツである。クラブチームではベテランも必要だろうが代表では若手が核になるべき。ザックは同じレベルの選手が二人いれば、若い選手を選ぶという方針だった。もっともである。

 

さて明日のサウジ戦はサプライズもなく、誰でも予想がつくメンバーだろう。それが最強ならばいいのだが............