サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

シドニーのロックダウン解除

2021-10-04 09:40:53 | 日記

シドニーのあるNSW州ではここ1か月ほど毎日の新規感染者が1000人程度は出ていたが、徐々に減り始め昨日は600人くらいだった。それでも600人も出ているのだ。もうロックダウンも3か月以上続いていてうんざりである。

 

州政府は16才以上の人口のワクチン接種が70%以上になり次第ロックダウンを緩和する計画を発表していて、1昨日で64.6%であった。この調子ならばあと1週間から10日間くらいで70%をヒットできる模様。80%をヒットすればさらなる緩和としていて、予定では12月1日からはほぼ100%の緩和としている。

 

これはこれでいいのだが、順番が逆のように思える。そもそもワクチン接種率とロックダウンの緩和は連動するものなのだろうか。ワクチン接種が広まっても新規感染者は劇的には減っていない。6月からデルタ株が広まり始めて毎日千人以上に高止まりしている。それ以前は何んと言っても市中感染者は3か月くらい毎日ゼロだったのだ。

 

最大の疑問はロックダウンを緩和して感染が再拡大した場合は、再びロックダウンをするのだろうか。そうなった場合はワクチン接種は無意味とはいわないが、重症化を防ぐための気休めにしかならないということになる。

 

ロックダウンが緩和されればレストランなどが客の人数を制限するものの、やっと通常営業できるようになる。しかしその場合はワクチン証明を見せての入店許可となる。ワクチンの有効期間はせいぜい半年程度と言われているので、6月に接種した人は12月には有効ではなくなる。

 

そんなものに頼ることにどういう意味があるのだろうか。要するに政府としては感染を抑え込む方法がないのでもうロックダウンはおしまいということなのだろう。ワクチン神話はおかしいということに国民がもっと声をあげるべきだろう。

 

また失業している人を対象にロックダウン中に支給されている給料補償は緩和とともに減らされて1か月くらいで中止される。経済が回り始める、失業している人が再就職できるという保証は何もないのにである。これっておかいしいよね。