サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

アジアカップでのカタール戦

2019-01-30 21:41:02 | 日記
最近のアジアカップでは日本は2007年と2011年にカタールと対戦している。どちらの大会にもカタールにはウルグアイからの帰化選手であるセバスチャンに苦しめられた。まず2007年大会は1次リーグで対戦し、後半61分に高原のゴールで先制したものの終了間際の88分にセバスチャンのゴールで追いつかれてドロー。


2011年大会はQFで対戦し大苦戦した。この時の日本のメンバーは本田、香川、岡崎、長谷部、遠藤、吉田、長友などの黄金期である。2011~2013年くらいが一番強かった。ただし2011年からメンバーが固定されて2014年WCでは惨敗。それはともかくとしてこのカタール戦は悲惨だった。前半12分にはセバスチャンにドリブル突破されて川島のニアサイドを簡単に破られて失点するという川島劇場が開幕。しかし前半28分に香川のゴールで同点で1-1。


後半早々に吉田が2枚目のイエローで退場。後半63分にそのFKを川島がいとも無様に抑えきれず、気づいてみればゴール内にいたというGKとしてあるまじき大失態で失点。これで1-2。みっともない失点であった。2018年WCのコロンビア戦でのFKによる失点の予兆のような失点である。


しかし日本は一人少なくなったにもかからわず70分に香川のこの日2点目で2-2。89分には香川がドリブルからPA内でDFに倒されたがこぼれたボールを伊野波が押し込み逆転して3-2で勝ち切った。絶体絶命の不利な状態からの逆転勝ちであった。まさに神様、仏様、香川様の香川の大活躍のおかげだった。8年後にはドルトムントから追い出される寸前だし、アジアカップからも代表落ちになっているとは誰も予想できなかっただろう。


このようにカタールには毎度大苦戦しているのである。2007、2011年ともセバスチャンというフィジカルが強くスピードのあるFWがいた。今回もアリという大会得点王のFWがいる。イメージとしては似ている。2011年は本田、香川、遠藤で細かくパスをつなぎ、DFラインをうまく破るパスで崩していた。今回も日本の攻め方としては同じだろうから、8年経過してもチームカラーは同じである。



SF カタールvUAE 4-0

2019-01-30 10:26:41 | 日記
カタールがUAEに圧勝したが、3点目と4点目はUAEが集中力を欠いていたからだが、1点目と2点目はUAEの軽い守備に原因があった。カタールがボールを支配してUAEがカウンターという展開から始まったが、UAEのカウンターは鋭さがなく攻撃があまりにも単調だった。


それに対してカタールはフィジカルも強くスピードもある。UAEの軽い守備を難なく破り前半であっさりと2点取った。2点ともいいGKだったらセーブできそうなシュートだったし、もっと強いCBがいれば防げていただろう。


要するに緩い守備と迫力のない攻撃のUAEではカタールには勝てないということだった。カタールはサウジのパス回しとイランのフィジカルを足して2で割ったような感じだが、守備が固いので余計にやっかいである。


カタールのストライカーのアリは脅威だが、この試合での決定機はゴールを決めたシュートだけだったので抑えることは十分可能。まあ1試合に1点決めることができるFWだから脅威ではあるわけだが。


決勝はUAEが相手だったならば楽勝ムードが漂い気が緩んだかも知れないが、強敵カタールならばより緊張感ももって気合が入ることでしょう。