サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

大会7日目 本当にスペインは没落したのか

2014-06-19 13:27:50 | 日記
1試合目はB組 オーストラリアvsオランダ
オーストラリアは本当によく戦った。見ていて選手の気迫を感じた。前半にロッベンに先制されるとすぐさまロングボールをボレーでゴールするという超スーパーなケーヒルのゴールが決まり同点。多分ケーヒルの人生の中でのベストゴールとなるでしょう。

後半には2-1とリードした場面もあったので最低引き分けもいけると思ったが、オランダは厳しかった。オーストラリアは後半にも決定的チャンスも2、3回作った。そのうちあと1回決まっていれば勝てたかも知れない。結局3-2でオランダが勝った。

ではどうしてオランダに逆転負けしたのか。最終的にはQualityのあるワールドクラスの選手がいないからだ。チャンスがあってもそれを決めなければゴールできない。すくないチャンスを決めてゴールできる選手がいればそれで勝てる。

オーストラリアにはロッベンもファンペルシーもいない。オランダにはいた。その差である。アジアの中でヨーロッパのビッグクラブで常にスタメンの選手はいない。だからアジアは勝てない。悲しい現実である。

2試合目はB組 スペインvsチリ
どうしてスペインはカシアスとデイエゴ・コスタをまた起用したのだろうか。2-0の2失点目は明らかにGKのミスだった。まだ1-0だったらスペインが追いつく可能性もあったのだ。

スペインの攻撃はひどかった。遅いペースでパスを回しているだけ。チリは前半だけで2-0にしたので後半は引いてしまいスペースがなくなり、余計にスペインは攻めあぐねた。以前のスペインならばこじ開けることができたかも知れないが、今回はあまりにも一本調子で為すすべ無し。

結局2連敗という最悪の結果で1次リーグ敗退が決定。2試合で失点7、得点も初戦のPKのみ。最低である。いくらGKに足を引っ張られたとはいえ、攻撃がまったく無様だった。

強いチームの攻撃をみているとサイドからの高速クロスにフィジカルの強いFWが真ん中で合わせるパターンが多い。スペインはその真逆である。スピードとフィジカルにスペインのパスサッカーはもう勝てないのだろうか。

3試合目はA組 クロアチアvsカメルーン
エトーを欠いたカメルーンの不利が予想されたが4-0でなんて大敗をするとは思わなかった。カメルーンは醜態を世界中にみせた。そもそもボーナス交渉で協会でもめるような選手のチームが勝てるわけがない。

ソングがマンジュキッチを背後からパンチしたファールなんてほとんどお笑いである。ボールのないところでなんであんな行為をする必要があるのだろうか。

日本はコートジボワールではなくて同じアフリカ勢でもカメルーンがよかった。これでA組の2位争いはメキシコvsクロアチアになった。メキシコはドローでもいいのだが、クロアチアは勝たなければいけない。これは見ものである。