サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

大会2日目、スペイン登場

2014-06-14 11:42:03 | 日記
昨日は開幕戦だけだったから楽勝だったが、今日から1日3,4試合になるので根性を入れかえて録画をみなければいけない。

1試合目はA組 カメルーンvsメキシコ
背が高くフィジカルで押すカメルーンと日本と同じように小柄ながらパスワークで小技でかき回すメキシコ。しかしカメルーンは全然押してこなかった。5-2-3らしいのだが、実質1トップにエトーを残してべたっと引いてしまう。全体的に動きが緩慢で依然としてボーナス問題が尾を引いているのか、選手からやる気が感じられない。

メキシコはチチャがベンチスタート。WCで活躍していいオファーをもらってマンUを出たいところだろうが、これでは不満だろう。後半にメキシコがこぼれ玉を押し込んで先制。カメルーンの反撃を受けたがなんとかしのいで1-0で勝利。それにしてもメキシコはやたらとオフサイドに泣かされた。

カメルーンがブラジル、クロアチアに勝てるとは思えず、A組の2位争いはクロアチアとメキシコとなった。

2試合目は注目のB組 スペインvsオランダ
レベルの高い拮抗した試合を世界中の人が期待したことでしょう。結果は5-1でオランダが大勝。スペインは先制しながらその後に5失点もするという信じられない無様な負け方をした。

スペインの敗因はデイエゴ・コスタがスペインのポゼッションサッカーに慣れておらず孤立したこと。スペースを作ろうとサイドに開くのだが、そうすると真ん中に飛び込むシルバがオランダのフィジカルに跳ね飛ばされてしまった。後半にトーレスと交代したが、このままコスタを使うのであればもっと違う戦術でなければ難しいでしょう。いっそのことファブリガスを最初から入れてスペイン得意のゼロトップでもいいかも知れない。

そしてカシアスに足を引っ張られたこと。5点のうち3点はGKのミスに見えたし、これでカシアスの時代は終わった。2試合目は違うGKを出したほうがいい。

オランダは1点目のファン・ペルシーの曲芸師のようなゴールで同点。ファン・ペルシーはまさしく飛び道具だ。ロングボール1本でなんとかしてしまうのだからすごいといえばすごい。ロッベンもキレキレだったなあ。

3試合目はB組 チリvsオーストラリア
チリはオーストラリアが寝ている間に前半15分までに2ゴールで試合を決めた。前半30分くらいからオーストラリアもペースを取り戻して1点返したが、後半終了間際に3点目を決められて万事休す。3-1でチリの完勝。

スコアは3-1だが、途中でオーストラリアが追いつくチャンスをたくさんあった。それらを決め切れなかったのはあまりにもケーヒルに依存した攻撃だからだ。名前が売れていそうな選手はケーヒルとブレッシアーノくらいで他は若手中心。チーム全体として経験が不足している。

それに試合開始からチリの猛攻に浮き足立ってしまい15分で2失点。この試合は最初の15分で決まった。後半から追いつくような地力もなく、オーストラリアが今後スペイン、オランダに勝てる見込みもなく3連敗は必死。

アジア勢はオーストラリアが厳しい組だし、韓国も不調。イランにいたってはユニフォーム交換もできないようだから1次リーグを勝ち抜けるのは日本だけかも知れない。

いよいよ明日が日本の初戦です。