これまでのファン投票による東西対抗戦から選考委員会選出による日韓プロリーグの対戦と、すっかりわけの分からない大会となってしまったJOMO CUP オールスターサッカー。名古屋からは楢崎とヨンセンの2人が選出された・・・・・いや、大会4日後にカップ戦準々決勝第2戦が控えているだけに、されてしまったと言った方がいいのかもしれない。
Jリーグ開幕と同時にその普及の意味もありプロ野球の模倣のような形で始まったオールスターサッカーだが、私もここ最近はたとえ名古屋の選手がファン投票1位で選出されてもあまり素直に喜ぶ気にはなれなかったし、逆に疲労や無用な怪我が心配なだけのありがた迷惑な大会だった。Jリーグも今年で15年目となり、もう随分前から既にその役目を終えていたといっていいだろう。
そして今回新たに生まれ変わったこの大会もまた到底私達サッカーファンのためといえるものではなく、単にスポンサーをつなぎ止めておきたいJリーグ上層部の都合のための大会のように見えてしかたがない。スポンサー側にしても本当にJリーグの理念に賛同するのであれば、それこそ時代の空気を読んでもっと別の形でその役目を果たすべきではないだろうか。もはや何の意味も持たなくなったこの大会の来年以降の廃止を強く希望する。