ケーブルTVで観られる日テレG+で録画観戦。第1戦をLDUキト(エクアドル)の先勝(4-2)で迎えたリベルタドーレス杯決勝第2戦。ホームのフルミネンセが3-1で同点に追いつく粘りを見せたが、延長戦では決着がつかず続いて行われたPK戦の結果、LDUキトが見事南米王者に輝いた。
第1戦のホームでは豊富な運動量とワンタッチ、ツータッチの早いボール回し等、欧州チームに近いサッカーで、典型的ブラジルスタイルのフルミネンセを手玉にとったLDUキトだったが、この日は95,000人収容のマラカナンの雰囲気に圧倒されたのか、はたまた決勝戦のプレッシャーなのか選手の動きがどことなく硬く、フルミネンセのサッカーにお付き合いをした格好となり、第1戦で見せたようなサッカーはあまり見られなかった。それでも守りに徹することなく果敢に攻撃に出て奪った序盤の先制点が結果的にチームを救うことになり、逆にフルミネンセはこの日唯一の失点に最後まで泣かされることになってしまった。
第1戦と同様、この日も日テレのアナウンサーと北澤氏らは終始ワシントンら多くの元Jリーガーが在籍するフルミネンセ寄りの実況と解説。元ヴェルディのワシントンがPKを外し、ネームバリューのあるフルミネンセではなく無名に近い存在のLDUキトの優勝が決まった時には、クラブワールドカップで商売がやりにくくなったこともあるのか、会話も途切れがちですっかり盛り下がっていたのが大いに笑えたのでした・・・。天邪鬼な私としては1994年のトヨタカップ(ACミラン0-2ベレス・サルスフィエルド)のように、マンUの“まさかの敗戦劇”を期待しております。