赤鯱にこんがらがって

再び真の強豪クラブを目指す名古屋グランパス・・・
J1、そしてアジアの頂点を目指すべく共に戦おう!!

2023 J1リーグ第34節 名古屋1-1柏

2023年12月04日 | 名古屋グランパス

 当日の入場者数18,475人・・・
 
 残留争いをするチームに勝ち点を気前よく献上する面倒見の良さは首位チームに対しても変わらず、クラブ史上初めて目の前でリーグ優勝を決められる屈辱を味わった前節から中6日・・・今節もまた下位に沈むチームとの顔合わせとなった長良川競技場での一戦は、鳥栖戦と同様に雨模様の天候となったうえに運営上の理由で開場が2時間、試合開始が45分遅れるなどこの日も”アウェーの洗礼”を受けることとなりました。

 退団が明らかになった丸山が先発した名古屋は今節も序盤からチーム成熟度の違いを見せつけられ終始劣勢の展開に。ゴールは遠いながらも好機だけは作る点も同じで前半は無失点で耐えるも、後半にこれまた最近おなじみとなったミスからのカウンターからあっさりと失点。相手チームの詰めの甘さに助けられ土壇場で引き分けに持ち込むのが精一杯の名古屋でした。

 かような内容で今シーズンを終えた名古屋は14勝10敗10分勝ち点52で終了。クラブ史上初めてリーグ戦ホーム無敗を記録した一方で、降格レベルともいえる1勝4敗3分という9月以降の成績、優勝に最低限必要と言われた50点に及ばなかった総得点や要所を含む試合で取りこぼした引分けの数を考えれば年間順位6位は上出来といっていいでしょう。

 長谷川監督は終盤戦の試合内容に手応えを感じているとのことですが、個人的には不安しか覚えないというのが正直なところです。20クラブで行われる来シーズンのリーグ戦に臨む名古屋が優勝争いに絡むのか残留争いに巻き込まれるのかはわかりませんが、いずれにしてもまずは9、10、11番クラスの選手補強が最優先の課題でしょう。その他にも復帰した直樹の復調、DF陣の再編成や期限付き移籍のユンカーと内田の去就を含めて今オフの名古屋はクラブ首脳陣の手腕が大いに問われることになりそうです。

 尚、賛否両論のある岐阜でのホームゲーム開催については既に今年と同時期の予定で発表されている来年のラリージャパンの日程や、名古屋のシーズンチケットの販売方法を見るにつけ、同様の措置がとられる可能性が高いと思われます。聞けばTOYOTAはスタジアムの舗装及び復旧工事に億単位の金額を投じる熱の入れようで、同じ”TOYOTA・グランパス”のファミリーとしては瑞穂が竣工する2026年までは我慢をするしかないのかもしれません。


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