これまでも議論はされながら実現は困難と思われていたJリーグのシーズン移行が19日に行われた理事会にて正式に決定。夏場の酷暑の中での試合や豪雨等による試合中止の減少、欧州リーグや既に採用済みのACLとの日程合致、シーズン途中での主力引き抜き回避等々のメリットがある一方で、ゼロ円移籍の増加や高校、大学生の加入時期、降雪地域のクラブへの影響が心配されます。
特に降雪地域のクラブ及びファン、サポーターの皆さんにとってはトレーニング環境や集客に直結する話だけに、全会一致とはいえこの決定にはさぞかし複雑な思いでしょう。その他の地域のクラブや我々ファン、サポーターも当該地域での対戦に臨むことになるわけで、これを他人事ととらえずに今後Jリーグから示される具体的な支援策に注目し寄り添っていかなければいけないと思います。
尚、この日は来シーズンから採用されるルヴァンカップの大会方式の再編も発表されていて、新たにJリーグ全60チームが参加するトーナメント方式に変わり、1試合制のノックアウト方式で行われる「1stラウンド」は上位カテゴリーのチームがアウェー扱いになるとのこと。秋春制への移行期となる2026年前半に行われる大会方式と合わせてどうなるのかが興味深いところです。