当日の入場者数16,825人・・・
中2日で臨むチーム相手に序盤は互角の展開を見せるも、その後は多くの時間帯で攻勢を許しながらも集中を切らすことなく無失点でしのぎ、引き分けを覚悟した終盤に入った決勝点を守ってウノゼロで逃げ切り・・・名古屋は今シーズンの定番となった試合展開と結果で思惑どおり自力でACL出場権を手中に。合わせてリーグ最少失点及びリーグ歴代タイとなる無失点試合17、Jリーグ入場者数最多記録も達成してくれました。
それにしてもただでさえ薄い選手層に加えてこの状況、この日程のなかでさらに主力に感染者や怪我人も出しながら指揮官と選手達はよくぞ最後まで戦いぬいてくれたと思います。残留を決めたとはいえ昨シーズン終盤の戦い方を見るにつけ、今シーズンもまた下位争いを確実視していた私としてはまさに夢のまた夢のような成績でございます。昨年の同じ時期、同じ場所で挨拶に立った際にブーイングをあびていたフィッカデンティ監督も、今回は心なしかドヤ顔に見えた気がするのは私だけでしょうか。
かような結果で終えたことで今から待ち遠しくもある来シーズンですが、指揮官やマルが口にしていたとおり確実に厳しい戦いになるでしょう。今シーズンと同様にコロナ禍との戦いにもなるわけで、その苦難がどんなものなのかはACLを戦った今シーズンの3チームを見れば明らかでございます。そんな来シーズンに対して指揮官はどのようなヴィジョンで臨むのか・・・ACLを戦うための戦力をクラブはどれだけ揃えられるのか・・・その他、夢生や考起、青木らレンタル中の選手の動向など注目しながら待ちたいと思います。