当日の入場者数10,009人・・・
前節は難敵相手に敵地で勝利、収容率50%ながらチケットは前日までに完売、天候も日が陰ると寒さを感じるものの雨の心配はなく、選手入場時にはコレオが実施されるなど勝利のための舞台が揃ったなかで行われた聖地・瑞穂でのラストゲームでしたが、結果はリーグ戦無失点記録を16試合にのばすも手にした勝ち点は1ポイントのみ。名古屋にとっては大団円どころか前代未聞のPK取り消し、シャビエルの退場と予想外の事態が起こったことで、この日笛を吹いた主審の名前とともに負の記憶として残るラストゲームとなりました。
一方で名古屋の選手達には立ち上がりからどこか硬さが見られ、のびのびとプレーする相手チームに攻守で劣勢を強いられるなど試合内容がよろしくなかったことも否めません。後半、直樹の投入で攻勢をかけ少ないながら決定機を作った時間帯においてもゴールが遠かったように、今シーズンを通してたびたび顔をのぞかせた得点力不足をあらためて思い知らされた一戦でもありました。
かようにして6年にわたる改修を待つことになった聖地・瑞穂ですが、個人的に現時点ではいまいち実感がわいてこないというのが正直なところでございます。悲喜こもごもの思い出と共に感傷にふけることになるのはもしかしたら聖地での試合が無くなる来シーズンが始まってからになるのかもしれません。
異例の状況により過酷な日程で行われた今シーズンのリーグ戦もいよいよ残り1試合となりました。残念ながら次節はたとえ勝っても天皇杯出場は他力本願、主力陣に万全な状態の選手が少ないなかシャビエルを欠いて臨むこととなりますが、来シーズンにつなげるためにも内容がともなった一戦を期待して週末の参戦を待ちたいと思います。