赤鯱にこんがらがって

再び真の強豪クラブを目指す名古屋グランパス・・・
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クラブW杯2007 準決勝

2007年12月14日 | Football

エトワール・サヘル 0-1 ボカ・ジュニアーズ

 関心が無いと言いつつ録画してまで見ているクラブワールドカップ2007。攻撃の中心選手であるリケルメの不在で、発想豊かなプレーを見ることはできなかったものの、ボカがアフリカ王者を相手に試合巧者ぶりを見せて貫禄の勝利。対戦相手が期待していたパチューカでなくモチベーションが低かった?ボカが、後半途中で10人になったことで、かえって本気モードの戦いが見られたのは幸運だった。

 カメルーンやナイジェリアの選手と比べて劣る身体能力や体格を組織力でカバー、守備意識も高いエトワールはアフリカというより欧州のチームを見ているようだった。残念ながら現時点では南米の強豪クラブとの実力差は大きかったが、背伸びをすることなく等身大のサッカーをしている点は好感が持てた。クラブの環境も充実しているようだし、このまま(アフリカ人の苦手な?)継続ができればクラブの将来は明るいのではないだろうか。 

 

浦和 0-1 ACミラン

 パスをつなごうとしても簡単に奪取され、前線にロングボールを入れてもことごとく拾われ押し込まくられる展開。ほぼ90分間にわたってボールを支配された浦和は防戦一方。頼みのワシントンは消えたままで、闘莉王が前線に顔を出すことがなかったことでもその状況が分かるというもの。意識を高く持っていたはずの守備についても、欧州チャンピオンが一瞬の隙を見逃すことなく得点したように、両者の実力の差は明確だった。

 ロスタイムも含めた試合終盤、浦和は負けているのにもかかわらずリスクを冒しての攻撃もほとんどなく、オジェック監督も諦めたようにベンチに腰をおろしたまま、なおかつ選手交代枠を1つ残して終了というのはどうなんでしょうか・・・。

 ただ、戦前はミランの選手もファンも大量得点による圧勝を目論んでいたことを考えれば善戦といっていいだろう。試合の途中、テレビに映ったイタリアのサポーター達の「こんなはずでは・・・」といった表情がなによりそれを物語っていた。そして、(現在は1強17弱ながらも)J1リーグの実力を世界中にアピール出来たこと、この日数多くいたであろうJリーグしか興味の無い日本人とJリーグには全く興味の無い日本人が、同じ時間に同じ場所で同じ試合を観戦できたという事実は素直に喜んでいいと思う。


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