バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

ES細胞からつくった心筋細胞、効果確認 信州大助教ら

2012年08月10日 | 細胞と再生医療
 体のさまざまな組織になれるヒトの胚(はい)性幹細胞(ES細胞)からつくった心筋細胞に心筋梗塞(こうそく)の治療効果があることを、信州大の柴祐司助教や米ワシントン大などの研究チームがモルモットの実験で確認した。新たな治療法の開発につながると期待される。6日付の英科学誌ネイチャーで報告した。

 チームは、ES細胞からつくった心筋細胞を心筋梗塞のモルモットの心臓に注射。28日後に調べると、心臓の筋肉が部分的に再生していた。移植した細胞が心筋とともに拍動していることも確認。不整脈が起きる確率が大幅に抑えられた。

 チームは「ES細胞を使った心臓の治療法の開発に役立つ成果。実用化するには、安全性や効率を長期間観察する必要がある」としている。朝日新聞(Web版)2012-08-09

細胞系、ならびにそれらを作製および使用するための方法

2012年08月10日 | 医療 医薬 健康

出願番号 : 特許出願2010-545263 出願日 : 2009年2月2日
公表番号 : 特許公表2011-510664 公表日 : 2011年4月7日
出願人 : クロモセル コーポレイション 発明者 : シェクダー, カンビッツ

本発明は、新規な細胞および細胞系、ならびにそれらを作製および使用するための方法に関する。いくつかの実施形態において、本発明は、対象とするヘテロ二量体タンパク質の少なくとも1つのサブユニットをコードする導入核酸から対象とするヘテロ二量体タンパク質を発現する細胞を提供し、機能アッセイでの使用に適した形で対象とするヘテロ二量体タンパク質を産生することを特徴とし、前記対象とするタンパク質がタンパク質タグを含まないか、または前記タンパク質が、細胞が機能アッセイ中で少なくとも0.4のZ’係数を有するようにその形で一貫して再現性よく産生されるか、または前記細胞が選択圧の不在下で培養される、またはその任意の組合せである。明細書pdf>> 発明協会・かんたん特許検索


細胞培養基材およびその使用方法

2012年08月10日 | 細胞と再生医療

出願番号 : 特許出願2009-294205 出願日 : 2009年12月25日
公開番号 : 特許公開2011-130720 公開日 : 2011年7月7日
出願人 : 株式会社メドジェル 外1名 発明者 : 田畑 泰彦 外2名

【課題】細胞接着性に優れ、細胞の増殖・分化を良好に促進・制御することのできる細胞培養基材であって、しかも、細胞を損傷したり、細胞本来の機能を損なったりすることなく、細胞培養基材のゲル化の状態を変化させることができる、細胞培養基材およびその使用方法を提供する。
【解決手段】ゼラチンおよびホウ素化合物を必須の原料、他の水酸基含有化合物を任意の原料とするゲル化可能な細胞培養基材であって、前記ゲル化が、ゼラチンおよび/または他の水酸基含有化合物が有する水酸基と、ホウ素化合物が有する水酸基との共有結合に基づき起きる。該細胞培養基材の使用方法は、上記細胞培養基材をゲル化させた状態で用いて細胞培養を行い、所望の培養時間が経過した後、結合解離剤を培養液に添加して細胞培養基材のゲル化の状態を変化させる。明細書pdf>> 発明協会・かんたん特許検索


インターロイキン6リセプター抗体を有効成分とする骨吸収抑制剤

2012年08月10日 | 抗体 免疫 抗原 

出願番号 : 特許出願2010-27563 出願日 : 2010年2月10日
公開番号 : 特許公開2010-111706 公開日 : 2010年5月20日
出願人 : 岸本 忠三 外2名 発明者 : 岸本 忠三 外2名

【課題】新規な骨吸収抑制剤を提供する。
【解決手段】インターロイキン6リセプターに対する抗体を有効成分とする骨吸収抑制剤。この骨吸収抑制剤は、インターロイキン6及びインターロイキン6リセプターの共存下での破骨細胞の形成を抑制するため骨吸収作用を効果的に抑制し、骨吸収が関与する種々の疾患の治療剤として有効である。明細書pdf>> 発明協会・かんたん特許検索

造血細胞培養栄養補充成分

2012年08月10日 | 細胞と再生医療

出願番号 : 特許出願2006-213969 出願日 : 2006年8月4日
公開番号 : 特許公開2006-288407 公開日 : 2006年10月26日
出願人 : ライフ テクノロジーズ,インコーポレイテッド 発明者 : ジョン ピー. ダレイ 外3名

【課題】CD34+造血細胞、培養物中でのCD34+造血細胞の培養、CD34+造血細胞の拡大、CD34+造血細胞の分化の制御、およびCD34+造血細胞の外移植に関する研究は、血清の必要性によって妨げられる。さらに、これまでに利用可能な無血清培地に関連する主要な問題は、短い保存期間である。無血清培地のビタミンおよび脂質成分の酸化は、保存の間に生じる。CD34+造血細胞の増殖および拡大は、酸化された成分を含む無血清培地中では維持され得ない。従って、無血清培地補充成分、ならびにCD34+造血細胞の増殖および拡大を支持しそして長期間にわたり貯蔵され得る無血清培地についての必要性が残っている。
【解決手段】無血清の真核生物細胞培養培地補充成分であって、ここで、該補充成分を補充した基本細胞培養培地が、CD34+造血細胞の拡大を支持し得る、無血清の真核
生物細胞培養培地補充成分が提供される。明細書pdf>> 発明協会・かんたん特許検索


CD49cおよびCD90を共発現する細胞集団

2012年08月10日 | 医療 医薬 健康

出願番号 : 特許出願2009-126234 出願日 : 2009年5月26日
公開番号 : 特許公開2009-183307 公開日 : 2009年8月20日
出願人 : ガーネット バイオセラピューティクス インコーポレイテッド 発明者 : ホー,トニー,ダブリュ. 外6名

【課題】ヒトにおける疾患および病気、特に、神経性および心臓性の疾患および病気の新規な改善された有効な処置方法を提供すること。
【解決手段】単離された細胞集団の細胞が骨髄由来であり、細胞集団の91%を超える細胞がCD49cおよびCD90細胞表面ポリペプチドを共発現し、単離された細胞集団の細胞が
a) 脳由来神経栄養因子(BDNF);
b) インターロイキン-6(IL-6);
c) 神経成長因子(NGF);
d) マクロファージケモアトラクタントタンパク質-1(MCP-1);
e) ニューロトロフィン-3(NT-3);
f) インターロイキン-7(IL-7);
g) インターロイキン-11(IL-11);
h) 幹細胞因子(SCF);
i) 血管内皮成長因子(VEGF);
i) マトリックスメタロプロテイナーゼ-9(MMP-9);および
j) シスタチン-C
からなる群より選択される少なくとも1つの栄養因子を発現し、単離された細胞集団の細胞がポリペプチドCD34、CD45または骨シアロタンパク質を発現せず、該細胞集団が30回の細胞倍加後に30時間以下の倍加時間を維持する、単離された細胞集団。明細書pdf>> 発明協会・かんたん特許検索

細胞の取り違え防止方法

2012年08月10日 | 細胞と再生医療

出願番号 : 特許出願2003-353532 出願日 : 2003年10月14日
公開番号 : 特許公開2005-117908 公開日 : 2005年5月12日
出願人 : オリンパス株式会社 発明者 : 田村 知明 外2名

【課題】 簡易かつ確実に細胞提供者由来の細胞か否かを判定可能とする。
【解決手段】 細胞提供者のHLA型を検査し(第1ステップS1)、提供された細胞を培養した後に、当該培養細胞の一部を採取し(第2ステップS2)、採取した前記培養細胞のHLA型を検査し(第3ステップS3)、前記細胞提供者のHLA型と前記培養細胞のHLA型とを比較し(第4ステップS4)、一致する場合に、培養細胞が細胞提供者に由来すると判定する(第5ステップS5)培養細胞の取り違え防止方法を提供する。明細書pdf>> 発明協会・かんたん特許検索


臍帯血由来の間葉幹細胞・前駆細胞の分離培養方法及び間葉組織への分化誘導方法

2012年08月10日 | 医療 医薬 健康

出願番号 : 特許出願2003-569815 出願日 : 2003年2月19日
公表番号 : 特許公表2005-517441 公表日 : 2005年6月16日
出願人 : メディポスト・カンパニー・リミテッド 発明者 : ハ・チュルウォン 外2名

 本発明は臍帯血由来の間葉幹細胞・前駆細胞の分離培養方法及び間葉組織への分化誘導方法に関するものである。本発明の細胞分離培養方法では臍帯血をフィコールハイパック溶液にオーバーレイさせた後、遠心分離して単核細胞層沈澱を得、前記単核細胞を単層培養して得た細胞を間葉幹細胞・前駆細胞特異抗原に対する抗体と一定時間反応させ、細胞分離機を利用して該当抗体と結合した細胞のみを分離して培養することによって、高い純度と優れた生存度を有する間葉幹細胞・前駆細胞を得る。本発明の間葉幹細胞・前駆細胞は適切な分化培地及び条件下で軟骨細胞又は骨細胞等の多様な間葉組織に分化し得る能力を持つ。従って、本発明の細胞分離培養方法を通じて間葉幹細胞・前駆細胞を多量生産することができ、その結果得られた細胞は損傷した間葉組織の再生及び治療に有用に使用され得る。明細書pdf>> 発明協会・かんたん特許検索


非胚細胞もしくは生後動物細胞または組織から多能性幹細胞

2012年08月10日 | 細胞と再生医療

出願番号 : 特許出願2010-272045 出願日 : 2010年12月6日
公開番号 : 特許公開2011-103885 公開日 : 2011年6月2日
出願人 : エイビーティー ホールディング カンパニー 発明者 : ヘンリー イー ヤング 外1名
発明の名称 : 多能性胚様幹細胞、その組成物、方法および使用

【課題】 非胚細胞もしくは生後動物細胞または組織から多能性幹細胞であって、単離された細胞もしくは組織の系統に制限されず分化できる多能性幹細胞
を提供すること。
【解決手段】 (a)生後動物供給源から細胞を入手する工程と、
(b)-80℃の最終温度に到達するまで、7.5%(v/v)ジメチルスルホキシドを含有する培地中で前記細胞を緩徐に凍結する工程と、
(c)前記細胞を培養する工程と、
を含む、自己再生可能ならびに内胚葉、外胚葉および中胚葉系統の細胞に分化可能な多能性胚様幹細胞を非胚細胞もしくは生後動物細胞または組織から単離し、分化可能な状態にする。明細書pdf>> 発明協会・かんたん特許検索


出願番号 : 特許出願2011-84816 出願日 : 2011年4月6日
公開番号 : 特許公開2011-167198 公開日 : 2011年9月1日
出願人 : エイビーティー ホールディング カンパニー 発明者 : ヘンリー イー ヤング 外1名
発明の名称 : 多能性胚様幹細胞、その組成物、方法および使用
【課題】非胚細胞もしくは生後動物細胞または組織から多能性幹細胞であって、単離された細胞もしくは組織の系統に制限されず分化できる多能性幹細胞を提供すること。
【解決手段】(a)生後動物供給源から細胞を入手する工程と、(b)-80℃の最終温度に到達するまで、7.5%(v/v)ジメチルスルホキシドを含有する培地中で前記細胞を緩徐に凍結する工程と、(c)前記細胞を培養する工程と、を含む、自己再生可能ならびに内胚葉、外胚葉および中胚葉系統の細胞に分化可能な多能性胚様幹細胞を非胚細胞もしくは生後動物細胞または組織から単離し、分化可能な状態にする方法。明細書pdf>> 発明協会・かんたん特許検索

CCR5を標的とする阻害剤の疾病治療効果、予防効果及び副作用を評価する方法

2012年08月10日 | 創薬 生化学 薬理学

出願番号 : 特許出願2009-123193 出願日 : 2009年5月21日
公開番号 : 特許公開2010-271181 公開日 : 2010年12月2日
出願人 : 山本 健二 外1名 発明者 : 山本 健二

【課題】CCR5を標的とする阻害剤の疾病治療効果、予防効果及び副作用を、簡便かつ正確に予測する方法を提供する。
【解決手段】血液・尿生化学検査法によりCCR5を標的とする阻害剤の疾病治療効果、予防効果及び副作用を評価する方法であって、尿中のデオキシピリノジリン、I型コラーゲン架橋N-テロペプチド若しくはI型コラーゲン架橋C-テロペプチド、又は、血清中の酒石酸抵抗性酸性フォスファターゼ、骨型アルカリフォスファターゼ、オステオカルシン、I型コラーゲン架橋N-テロペプチド、MIP-1α若しくはMIP-1β、又は、血漿中のRANTESを測定するCCR5を標的とする阻害剤の疾病治療効果、予防効果及び副作用を評価する方法。明細書pdf>> 発明協会・かんたん特許検索