バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

幹細胞研究、アジア人とアフリカ人は恩恵少ない? 株の起源に偏り

2009年12月19日 | 細胞と再生医療
アジア人やアフリカ人は幹細胞研究の恩恵をヨーロッパ人ほど受けないかもしれないとする米ミシガン大学(University of Michigan)の研究結果が、16日の医学誌「ニューイングランド医学ジャーナル(New England Journal of Medicine)」に発表された。これまでに集められた幹細胞株に人種の偏りがあるためという。AFP-BBnews.,2009-12-18

胃癌遺伝子治療の展望

2009年12月19日 | 医療 医薬 健康
松倉 則夫, 恩田 昌彦
日本消化器病学会雑誌, Vol. 96 (1999) No. 12 pp.1359-1364
 胃癌の遺伝子治療は今後期待される治療法である.遺伝子治療には選択的導入,導入効率さらに副作用が少ないことが求められる.遺伝子導入目的として自殺遺伝子(HSV-tkなど),癌抑制遺伝子(p53など)の導入,胃癌の特異的免疫の活性化(GM-CSFなど)が候補となる. [ 全文PDF(5437K) ]

AAVを利用した遺伝子治療

2009年12月19日 | 医療 医薬 健康
小澤 敬也
ウイルス, Vol. 57, pp.47-55 (2007) .

アデノ随伴ウイルス(AAV: adeno-associated virus)ベクターは,非病原性ウイルスに由来し,非分裂細胞に効率良く遺伝子導入でき,そのような標的細胞では遺伝子発現が長期間持続することから,遺伝子治療用ベクターとして期待されている.また,適切な血清型のAAVベクターが標的細胞の種類に応じて用いられる.
J-Stage >> JOI JST.JSTAGE/jsv/57.47

血管平滑筋細胞の形質変換を指標にした新しい動脈硬化治療薬の開発

2009年12月19日 | 医療 医薬 健康
松田 譲, 長谷川 一英
日本薬理学雑誌, Vol. 114 (1999) No. supplement pp.60-65

血管平滑筋細胞が収縮型から合成型へ形質を変換し異常増殖することが、動脈硬化症の原因の一つとしてあげられる。そこで動脈硬化巣にみられる合成型平滑筋細胞を収縮型に誘導することができれば、平滑筋細胞の増殖が抑制され動脈硬化を治療できると考えられる。 [ 全文PDF(6944K) ]

EPRIL法によるRNAiライブラリーの構築と応用

2009年12月19日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
廣瀬 謙造
日本薬理学雑誌, Vol. 125 (2005) No. 4 pp.225-231
siRNAやsiRNA発現ベクターを用いたRNAiは,哺乳動物細胞において簡便で迅速な遺伝子発現抑制を実現することができ,遺伝子とその機能の関係を網羅的に理解するための画期的な技術として期待されている. J-Stage >> JOI JST.JSTAGE/fpj/125.225

大腸癌に対する遺伝子治療

2009年12月19日 | からだと遺伝子
村松 博士, 新津 洋司郎
日本大腸肛門病学会雑誌, Vol. 51 (1998) No. 10 pp.1132-1137

 1998年3月現在,欧米を中心に150を越える癌の遺伝子治療のプロトコールが承認され,その臨床試験にはすでに約2,000人の癌患者が:登録されている.しかし,大腸癌に関しては,直接的,間接的遺伝子治療の両者併せても,未だいくつかのプロトコールが承認されたにすぎない. [ 全文PDF(353K) ]

緑膿菌サイトトキシンとサイトトキシン変換ファージに関する研究

2009年12月19日 | 医療 医薬 健康
林 哲也
日本細菌学雑誌, Vol. 50 (1995) No. 2 pp.391-401
 緑膿菌は広い細胞毒性を示す蛋白質毒素サイトトキシンを産生する。本毒素は菌体内にプロトキシンとして産生され,溶菌に伴って菌体外に放出される。その後,C末端のプロセッシングにより活性型毒素となる。 [ 全文PDF(3406K) ]


短鎖脂肪酸の生理活性

2009年12月19日 | 腸内細菌 プロバイオティクス
坂田 隆, 市川 宏文
日本油化学会誌, Vol. 46 (1997) No. 10 pp.1205-1212
大腸内細菌は酢酸, プロピオン酸, 酪酸のような短鎖脂肪酸をつくる。大腸内での短鎖脂肪酸生産の主要な制御要因は基質の種類と流入速度, 大腸内での内容物の滞留速度である。短鎖脂肪酸は大腸上皮細胞の主要エネルギー源であるとともに, 全身のエネルギー収支に貢献する。また, 短鎖脂肪酸は大腸での水や溶質の吸収, 大腸粘膜の血流, 腸上皮増殖, 腸運動, 膵臓外分泌などの機能に影響する。 [ 全文PDF(1722K) ]

食物中脂肪酸組成の変更による消化管免疫能の調節

2009年12月19日 | 医療 医薬 健康
1996年度 研究成果報告書概要
代表者:山城 雄一郎
即時型および遅延型アレルギ-のマウスモデルおよび潰瘍性大腸炎のラットモデルを作成し、それぞれの消化管粘膜における病態を検討した。さらに、n-6系脂肪酸を多く含むコ-ン油とn-3系脂肪酸を多く含むエゴマ油を原料とした飼料および低脂肪飼料でそれぞれのモデルを飼育し、食品中の脂肪酸組成がアレルギ-や炎症性腸疾患の際に認められる粘膜障害に与える影響について検討した。科学研究費補助金DB 研究課題番号:07670897