バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

川崎病患児の小腸内菌群によるスーパー抗原再生能の検討

2009年12月19日 | 医療 医薬 健康
1999年度 研究成果報告書概要
代表者:山城 雄一郎
 川崎病発症に従来のスーパー抗原の概念とは異なった、病因抗原と患児のリンパ球との極めて特異的な免疫応答に基づくものが関与する可能性を考えて川崎病患児小腸粘膜より分離した細菌群(好気性菌、嫌気性菌)を液体培地にて37℃、24時間培養し、その培養上清を同一患児のγ-グロブリン投与前の急性末梢血より血清を分離・保存後、比重遠沈法にて分離されたリンパ球に加え、37℃、5%CO2インキュベーターにて72時間培養し、^3H-thymidineを用いてmitogen活性を測定した。科学研究費補助金DB 研究課題番号:09670835

川崎病患児小腸粘膜細菌叢の病態発症への関与についての検討

2009年12月19日 | 医療 医薬 健康
2002年度 研究成果報告書概要
代表者:山城 雄一郎
インフォームド・コンセントの得られた川崎病患児14例中9例の小腸粘膜から,患児末梢血単核球を有意に刺激する4種のグラム陰性桿菌,3種のグラム陽性球菌,3種のグラム陰性球菌を検出した.このうち患児2例からはスーパー抗原活性を有するS.aureusが検出された.また検出された細菌のうち1種は偏性嫌気性菌で通常の咽頭/後鼻腔,便培養では得られない細菌群であった. 科学研究費補助金DB 研究課題番号:13670839

川崎病の原因を解明:順天堂大学チーム

2009年12月19日 | 医療 医薬 健康
順天堂大学の山城雄一郎特任教授らの研究グループは、乳幼児の原因不明の難病・川崎病が、体内で大量に増えた複数の細菌の感染によって引き起こされる可能性が高いことを突き止めた。従来の治療法では効果のない患者の治療にも成功しており、研究結果は英科学誌「イミュノロジー」(電子版)に掲載された。医療・医学ニュース

カモノハシの毒から痛みの関連物質発見 筑波大など

2009年12月19日 | NEWSクリッピング
 カモノハシの毒液の中から、痛みを引き起こすとみられる物質を筑波大と慶応大などのチームが見つけた。雄のカモノハシはつめから毒を出すが、有毒成分は特定されていなかった。鎮痛剤など新薬開発につながる可能性があるという。中日新聞(Web版)2009年12月15日

インフル第3の治療薬ペラミビル、来月承認へ

2009年12月19日 | NEWSクリッピング
 厚生労働省は18日、新型インフルエンザ対策として、タミフル、リレンザに続く第3のインフルエンザ治療薬「ペラミビル」(商品名・ラピアクタ)を1月にも承認する方針を決めた。
 タミフル耐性の新型インフルエンザウイルスが出現しており、医療現場での治療薬選択の幅を広げるのが狙い。読売新聞(web版)2009-15-19