バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

増殖担う酵素に2種類の変異=新型インフル、ヒトに適応-次に警戒を・米大学

2009年12月10日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
 新型インフルエンザがブタからヒトの間で流行するようになったのは、ウイルスの増殖を担う酵素に2種類の変異が起きたことが影響した可能性のあることが分かった。米カリフォルニア大バークリー校の研究チームが7日までに、ヒトの細胞を使った実験で解明した。時事通信 2009-12-08

クマムシのゲノム解読=固有遺伝子多数、乾燥耐性解明へ-東大など

2009年12月10日 | 生命科学 生物誌
 乾燥や高温、強い放射線などの極限環境に耐えられる微小な動物「クマムシ」の全遺伝情報(ゲノム)を、東京大と慶応大、国立遺伝学研究所、情報学研究所の研究チームが世界で初めて解読した。乾燥して生命活動が停止した「乾眠」状態が数年以上続いても、水分さえあれば復活するメカニズムの解明が期待される。研究成果は、横浜市で開催中の日本分子生物学会で10日発表された。時事通信 2009-12-10

山中伸弥教授、自己フィーダー細胞を用いたヒトiPS細胞の樹立、培養に世界で初めて成功

2009年12月10日 | 医療 医薬 健康
Human Induced Pluripotent Stem Cells on Autologous Feeders

K.Takahashi,M.Narita,M.Yokura,T.Ichisaka and S.Yamanaka

For therapeutic usage of induced Pluripotent Stem (iPS) cells, to accomplish xeno-free culture is critical. Previous reports have shown that human embryonic stem (ES) cells can be maintained in feeder-free condition. However, absence of feeder cells can be a hostile environment for pluripotent cells and often results in karyotype abnormalities. Instead of animal feeders, human fibroblasts can be used as feeder cells of human ES cells. However, one still has to be concerned about the existence of unidentified pathogens, such as viruses and prions in these non-autologous feeders.
http://www.plosone.org/article/info:doi/10.1371/journal.pone.0008067

温熱処理後の腫瘍の処置に用いるための免疫賦活剤

2009年12月10日 | 医療 医薬 健康
国際出願番号 : PCT/JP2004/002065 国際出願日 : 2004年2月23日
国際公開番号 : WO2005/079820 国際公開日 : 2005年9月1日
出願人 : 小林 猛 外1名 発明者 : 小林 猛 外2名
発明の名称 : 免疫賦活剤

本発明は、未成熟DCを有効成分とする、温熱処置、好ましくは、磁性微粒子を用いる温熱処理、特に好ましくは、カチオン性リポソームで被覆されたマグネタイトを用いる温熱処理後の腫瘍の処置に用いるための免疫賦活剤、ヒトから取り出された骨髄細胞を、サイトカイン、好ましくは、GM-CSF及びIL-4を含む培地を用いて培養することを含む、温熱処置後の腫瘍の処置に用いるための未成熟DCを有効成分とする免疫賦活剤の調製方法、及び温熱処置に続いて免疫処置を施す、腫瘍の治療方法に関する。明細書(PDF) >> PatentScorp

細胞培養方法及び培養組織

2009年12月10日 | 細胞と再生医療
国際出願番号 : PCT/JP2004/006409 国際出願日 : 2004年5月6日
国際公開番号 : WO2004/101774 国際公開日 : 2004年11月25日
出願人 : 本多 裕之 外1名 発明者 : 井藤 彰 外5名

接着依存性細胞であって単層化あるいは重層化された第1の細胞を培養基材の培養面に準備し、該第1の細胞に対して、接着依存性細胞であって磁性微粒子を保持させて磁性化した第2の細胞を播種し、前記第2の細胞を磁力によって前記第1の細胞に対して所定位置に誘導し、該磁気誘導によって得られた細胞配置状態で前記第1の細胞及び第2の細胞を培養するようにする。この細胞培養方法によれば、細胞シートをシート毎に調製した後、温度を変化させ剥離し単層シートを積層することなく細胞を重層することができる。明細書(PDF) >> PatentScorp

植物の気孔増加ホルモンを発見 京大教授ら温暖化対策貢献も

2009年12月10日 | 生命科学 生物誌
 京都大の西村いくこ教授や石川県立大の森正之准教授らのグループが、植物が光合成に必要な二酸化炭素(CO2)を取り込む“口”の役割をする「気孔」を増やす新しい植物ホルモンを見つけ、英科学誌ネイチャーの十日付電子版に発表した。
 このホルモンは、四十五個のアミノ酸が連なった「ストマジェン」。これまで気孔を増やす因子があると言われてきたが、見つかったのは初めて。中日新聞(Web版)2009年12月10日

血管新生が促進された移植片構成物

2009年12月10日 | 細胞と再生医療
出願番号 : 特許出願2004-500789 出願日 : 2003年5月1日
公表番号 : 特許公表2005-533535 公表日 : 2005年11月10日
出願人 : パーデュー・リサーチ・ファウンデーション 発明者 : バディラック,ステファン,フランシス

 病変組織または損傷組織の修復に使用するための組織移植片構成物を提供する。本組織移植片構成物は、肝臓の基底膜、その抽出物および水解物、ならびに脊椎動物の粘膜下組織以外の組織に由来する加工したコラーゲンからなる群から選択されるマトリックス組成物と、追加の内皮細胞と、該移植片構成物における血管様構造の形成の開始を増強する少なくとも一つの予め選択した追加の外因性細胞集団を含む。予め選択した細胞集団は、非角化上皮細胞集団もしくは角化上皮胞集団であってもよいし、あるいは、線維芽細胞、平滑筋細胞、骨格筋細胞、心筋細胞、多能性を有する前駆細胞、周皮細胞、骨形成原細胞または他の適切な細胞タイプからなる群から選択される中胚葉由来の細胞集団であってもよいが、修復対象の組織に基づいて選択されることが好ましい。これらの組織移植片構成物の血管新生をin vivoで促進する方法およびこれらの移植片構成物の調製方法もまた提供する。 明細書pdf >> かんたん特許検索

微生物成分とモジュレータ成分を含む特殊な組成物

2009年12月10日 | 健康・栄養機能性成分
出願番号 : 特許出願2002-567351 出願日 : 2002年2月1日
公表番号 : 特許公表2005-503332 公表日 : 2005年2月3日
出願人 : イェルク・ペーター・シューア 発明者 : イェルク・ペーター・シューア

発明の名称 : 共生再生剤

本発明は、ヒトおよび動物に自然な細胞免疫防御力を早期に得るために、導入、制御およびエフェクター機構を用いた、感染の自然な免疫学的治療のための再生薬物に関する。この薬物は、微生物成分とモジュレータ成分を含む特殊な組成物を含有する。本発明は、前記組成物を含有する食品、栄養補助食品、動物飼料および動物の栄養補助飼料、ならびにヒトおよび動物を治療するための再生剤を製造するための前記組成物の使用にも関する。明細書pdf >> かんたん特許検索


中国:ヒトゲノム研究で重大な進展

2009年12月10日 | 生命科学 生物誌
 中国の科学者はこのほど、ヒトゲノムの中に個体群特有、さらには個体特有のDNA配列と機能的遺伝子があることを発見し、ヒトゲノム研究において重大な進展を得た。科学者らはまた、「ヒューマン・パンゲノム(human pan-genome)」という概念を打ち出した。「新華網」が8日に伝えた。 「人民網日本語版」2009年12月9日