ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

彩雲国物語-欠けゆく白銀の砂時計-

2010-07-10 23:39:57 | 本を読みました
秀麗と影月は州牧としての仕事を始める。
茶州には名産も産業もないところを知り、
茶州の生活レベルをあげるために、
あることを思いつく。
それには大金が必要である。
秀麗は、年明けの朝賀のため悠舜と共に貴陽へと戻る。
秀麗の変化にみな驚く。
なぜか秀麗が帰ってきたこと、変化にも
表情に表さない劉輝だった。
秀麗はあることを実現するために、
工部尚書への面会を申し出るが、
ことごとく却下されてしまう。
あって話をつけなくては茶州に帰れない。
秀麗はあっと驚く手段を使い、
そして伝説に残る競い合いをして
工部の協力を得たのだった。




ネタばれです。。。。



この物語は、
どれも巻頭は誰かの過去が書かれます。
今回は影月です。

そして、影月の育ての親の堂主様は
黒州の首都遠遊に出向き、
あるものを遠遊城で渡し、
そして果てるのだった。
この堂主の行動はあとあとに関係してくる。
影月の今後に関係していた。


劉輝は王様としての業務のため、
表情を殺していた。
今も秀麗が大好きなのに。
王命として秀麗を妃に迎えるのでなく
相思相愛で迎えたいと思う。
命令でなく「劉輝」と呼んでくれる
ただ一人の人を求めて。
だから、抱きしめることもなく。。。
鈍感&お仕事大好きの秀麗は気がつかない。
孤独な劉輝と対照的に
いろいろな人に囲まれて酒を飲む静蘭。

そんな秀麗には膨大な縁談は舞い込む。
紅家のため、秀麗のためと
周囲は絳攸に秀麗との縁談を進める。
うろたえる絳攸。
なにも知らない秀麗。

でも、時間は確実にすぎていく。。。。。
そんな感じのお話しです。
コメント
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