現実。。。

離席するときはノート型パソコンの蓋を閉めることになっている。
ちょっと隣の机で作業。
その作業の合間に、蓋を開け、画面をチェック。
画面に変化なし。
メールが届けば、「新着メールがあります」の
表示がされる。
ない。。。。落胆。
ある。慌てて開く。人違い。

来るはずのないメールを待っていた。
いまさら茶のみ友達に戻れるわけないのに。
ただのご機嫌伺いメールが
くるような気がしていた。

なんて大きなものを
失ってしまったんだろうと思う。
仕事が手につかない。
でも、相手が結婚しているのも現実だ。
人の道をはずすわけにもいかないし、
期限付きの恋愛をできるほど、
器用でもない。
それが現実。


向こうは、打ち合わせ室にこもり、
ありとあらゆる人を呼び出し
打ち合わせしているようだった。
浮かれ気分で溜めてしまった仕事を
こないているのか、
忘れるためのしているのかはわからない。



そんななか、ボスの動向がおかしいのではと
話をしていた。
最近、覇気がない、
お風呂に入っていないんじゃないかと
思うくらい汚い。
いっていることが支離滅裂。
すぐ、手が震える。
どっか悪いんじゃないかと。

そこへ大ボス乱入。
「そんなの決まっているじゃないか」
「」
「定年離婚を心配しているんだよ」
「」
さすが同年輩。気持ちがわかるのね。
心配して眠れない・落ち着かないということか。
それにしても汚い。。

と言い出す大ボスも内心心配してか、
毎夜奥様とお散歩に行き、
週末も奥様と遠出の日々。
奥様サービスに全力を尽くされている。

定年離婚か。。。
ある人は不安で哀れな姿
（もう言い渡されたのかも？）。
ある人は奥さんサービス。
またある人は、恋愛とさまざま。

まてよ。。
奥さんが出て行った後の後釜として
準備をしていたという可能性は？？？
げげげ。。。。
１０年後、おむつをしているかも
しれない男の後妻なんていやだ。
現実に戻った。
定年間近の男はなにを考えているんだろう