ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

甘え

2005-11-02 22:29:07 | 身体のこと
昨日は「ホタルの墓」を見てしまい、書き込みできませんでした。

昨日は透析中の再穿刺となってしまった。
透析では血液を出すため、戻すために2本を
注射針をさす。
太さは献血用の針よりも太いらしい。
当然、いたい。。。。。

針を刺した時点で、
「失敗。血液を返す予定の方を戻すようにするね」と
断りがあった。
そして、「もしかしたら、血流が取れなくなるかも」とも。
ベテランのおそろしい勘。

予想を反し、順調に透析は進んでいった。
しかし、あと一時間でおわりというときに
予想していたことが発生。
充分な血液量を身体の外に出せなくなった。
(これを血流が取れないという。)
「ちょっと針先を調整すれば」と調整を
試みたら全然、取れない。ひどくなる一方。
「再穿刺お願いします」と声。。。
痛い針をもう一本刺すのか。。。。。

うちの病院は、透析中は金属針を抜いて
プラの筒だけになる。
この金属針をもう一度いれて針先の調整。
やはり痛い。。
けれど、うまくいってそのまま透析続行。
完全刺しなおしとどっこいどっこいの痛さ。

そして、看護婦さまのぼやきが。。
「よかった。うまくいって。
このメンバーじゃ他の人はではできないから。
本当に、火・木・土の夜は疲れる」。
夜は精鋭部隊で仕事をします。
看護婦はたった3人。
あとは、同数の工学技士。
その夜は、ベテラン・中堅・新人の組み合わせで、
すべてのミスは、ベテランひとりでフォローに
入らなくてはならない状態。

最近、「スタッフと話をする機会が少なくなった。
冷たい」という患者さんがいる。
このぎりぎりの人数でまわすのが精一杯で
とっても精神面のフォローまで回らない。
精神面のフォローなんて30分話していて
ようやくきっかげがつかめるくらいで
問題の本質まで入っていけない。

透析室で解決する問題と透析室の外(面談室)等で
解決する問題を分けて対応するべき時がきている
と思う。
透析時間内に、看護婦に看護業務のほかに
栄養士、ケースワーカー、カウンセラーの
仕事を取り込めるはずがない。
透析医療は年々いろいろなことが見直しされ、
厳しくなっている。
患者も「透析中は治療中だから話を聞いてもらうのも
診療のひとつ」という甘えは捨てて、
透析中は透析の話を、あとは別室で相談をするように
わきまえる時期がきていると思う。

昨日のぼやきをみてつくづく思った。
スタッフの仕事を一杯一杯なんだと。
コメント
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